１つ目 小水紫恩 ページ4
次の日から、私は学校へ行く時間をいつもより早くした。
初めは１人での登校だったが今じゃ雄弥とアイくんの３人で登校している。
いつもより少し遅れて出て今日は独りか…と思ってたけど待っていてくれたときは凄く嬉しかった。
今じゃもう、いつメンだ。
その日も私は教室で３人で話をしていた。
そこへガラッと勢いよく扉が開く音がした。
「紫恩っっ!!!!!!何で俺らを避けるんだ!!」
懐かしい大好きな陵也の声…。
でも今更素直になんかなれるわけなくて、
「は？！何を今更。もう１ヶ月は経ってるぜ？」
雄弥が陵也を睨んでいる。
冷たい空気が流れクラスにも静寂が訪れる。
「お前っ……いい加減にしろよっ!?俺に怒ってんだったら俺を無視すればいいさ。だけどな!実琴は…!!実琴は自分の所為なんじゃないかって責任感じてんだぞ!?お前、実琴の気持ちをっ…」
「うっさいなぁっ!!!!!!!!」
雄弥が目を見開いて私を見てるのが顔を伏せていてもよくわかる。
涙が止まらないのだ。
実琴、実琴って…実琴だって…!!
あーもぅ!!こんなに好きなのにっ!!
何で届かないのっ!?陵也は一人の人しか見えなくなるなんてこと無かったのに!!!!
学校なのも忘れてわぁわぁ泣いて踞る私の頭にぽんっと優しい手が置かれた。
「お前、紫恩の気持ちも知らねぇくせにぎゃーぎゃー言ってんじゃねぇよ。」
落ち着いた言葉だけど冷たく突き刺さる雄弥の言葉。
私の頭に優しく置いてくれた手とは大違いだ。
「そ、そうだな…でも取り敢えず紫恩。聞いてくれ」
そう言って私の元へ足音が近づく。
「あのね…紫恩。俺怖かったんだ。」
何が…？私がこうやって怒るのが…？
「紫恩。あの日紫恩が見たのは勘違いだと思うよ？俺ら付き合ってねぇもん。あれはね、実琴の恋愛の相談にのってたんだよ？俺がホントに好きなのはね、紫恩。」
勘違い…？
実琴と陵也は付き合ってない…？
「好きだよ、紫恩。付き合ってよ」
フリーズした私の頭に何度も繰り返される陵也の言葉。
私が好き…？私は何度も何度も頷いた。嬉しいよ…!!嬉しいよ!!
「…ちゃんと…返事してやれよ。」
雄弥の優しい声が届く。
私の答えは…
「陵也、大好きっ!!!!」
そう言って人目もはばからず陵也に抱きつく私。周りからの祝福の拍手がどこかくすぐったかった。
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木戸凛々(プロフ) - 瑠美奈さん» ありがとう！続編作るよ！アンケートで一番票がある人が次の主役です！ありがとー！！ (2015年4月2日 12時) (
レス) id: efc1932227 (このIDを非表示/違反報告)
瑠美奈 - また名前の話なんだけど､別々の人の名字と名前組み合わせたら学校にいる人になった!w これって続編あるの?FEELINGsシリーズ大好き（≧∇≦） (2015年4月2日 12時) (レス) id: 0b3b690872 (このIDを非表示/違反報告)
木戸凛々(プロフ) - くぎさん» どういたしまして！次も頑張りまっすん！ (2015年3月31日 0時) (レス) id: efc1932227 (このIDを非表示/違反報告)
くぎ - おめでとう！リクエスト答えてくれてありがとうね！ (2015年3月30日 23時) (レス) id: 049b74e80a (このIDを非表示/違反報告)
木戸凛々(プロフ) - 瑠美奈さん» それはすごいな！！ビックリ！！ (2015年3月30日 21時) (レス) id: efc1932227 (このIDを非表示/違反報告)
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