弔くんとお風呂 ページ19
「あーるーうー日ぃ♪風呂のーなーかぁ♪とーむーらーにぃ♪でーあーあったぁ♪」
「どんだけ広いんだよその風呂」
「えへへ」
浴室に私の笑い声が響く。
弔の家に来た私は、いつもの如く彼にたっぷりと愛された。汗ばむほどに乱れ合い、今こうして二人でお風呂に入っている。
「弔、洗ってあげるー」
「じゃあ俺もA洗う」
「やったあ」
タイルの上に直接座って、あわあわのボディーソープを手にとった。
「すごーい、あわあわわわわ」
「何言ってんだよ」
弔も笑ってボトルから手に受ける。
両手にのせた泡を、そっと弔の首へ塗りつけた。誓いの印にしみるのか、小さく息をとめる弔。
「ふふ、かーわいい」
「誰がだ」
弔も負けじと私の左胸をふわふわで覆った。ひや、とした泡と弔の指先がふれて、きゅっと目をつむる。
「ほら、Aも変わらないだろ」
「…もう」
そうして私たちは、互いの身体を白く塗っていった。
私は、弔の身体が好きだ。細くて、長くて。死神が持つ鎌の、すうっと研がれた刃のように、それは冷たく無機質で退廃的な美しさに満ちている。
「弔、素敵」
私はぬるぬる濡れた手を、うっとりと滑らせる。世界一愛しいものを、この上なく美しいものかのように。細い首、ハンガーのように張ったまっすぐな肩。両腕は長くのびてゆき、死をたたえる手がそこで待つ。ガラス細工を思わせる、喉から鎖骨への繊細なゆらぎ。骨の形ひとつひとつがわかる胸、背中。そのまま無くなってしまいそうなピアニッシモのおなか、私を燃やす腰。信じられないほど細い腿から膝、脛、折れそうに細い足首へと囁くような流れが続いている。
「すき」
骨格の浮き出る足の甲にぬるりとキスをすれば、石鹸の匂いが鼻へ抜けた。
「俺も好きだ」
抱き寄せられ、そのまま尾骨からうなじへと撫で上げられる。首の付け根から両胸、おなか、彼がつけた傷跡をなぞっていかれる。
化膿し腫れた傷に染みる液を塗り込まれ、ビリビリとした痛みが広がっていく。私は恍惚の微笑をうかべ、キスをした。
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ヒメ＊ - お久し振りです！受験お疲れ様でした！ずっと待ってました(*´ー｀*)私も今年受験生なので、見に来れる回数は少なくなりますが、次のストーリーを楽しみに待ってます！ (2018年7月15日 17時) (
レス) id: c415a25383 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメ＊ - ZACKさん» 少しでもZACK 様の励ましになれたなら、私もとても嬉しいです.+:｡ ヾ(◎´∀｀◎)ﾉ ｡:+.本当に有り難うございました！！！ (2017年8月7日 13時) (レス) id: ab38d97291 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメ＊ - 死柄木弔さん» 私も弔を待ってます！いつでも帰って来てね〜！大好きです(*^O^*) (2017年8月7日 13時) (レス) id: ab38d97291 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメ＊ - ZACKさん» ZACK 様もどうかお元気で！私のほうこそお世話になりました！いつでも待っております！受験頑張って下さい(*^O^*) (2017年8月7日 13時) (レス) id: ab38d97291 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメ＊ - ZACKさん» はい！風邪はもう大丈夫です！有り難うございます！『トロイメライ』早速聴いてみます！！.+:｡ ヾ(◎´∀｀◎)ﾉ ｡:+. (2017年8月7日 13時) (レス) id: ab38d97291 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ZACK | 作成日時：2017年7月9日 5時
