[ハイキュー]第三体育館組→幼児化

幼児化・３１ ページ33

清水side

菅原「...A」

きつそうに息を荒立てて
寝ているAを見つめる菅原。


清水「ここは私に任せて。
　 菅原は子供たちお願い」
菅原「っ.........わかった」



ごめん菅原。

菅原が心配する気持ち、
隣にいたいって気持ち、
すごくわかるんだけど、

今は、
私に任させて。



A「ん.........」
清水「！Aちゃん！大丈夫？」
A「あれ？何でここに？.........！
　 みんなは！？大丈夫何ですか！？」
清水「Aちゃん。みんなは菅原が見てるから大丈夫。
　 .........それより、自分のことを心配しなさい」
A「でもっ...私がみんなを...！.........清水さん.........」

Aちゃんを固く抱き締める。


清水「抱え込んじゃダメ。私に話せない？
　 お願いだから、一人で悩まないで」


そう言うと、
Aちゃんは大きな瞳から
大粒の涙を流し始めた。


A「わっ...私っ」
清水「うん」
A「せっ、責任持ってみんなをっ.........」
清水「うん」
A「支えなきゃってっ...思って...頑張ってましたっ」
清水「うんっ」
A「でもっ...人を育てるなんてっはじめてでっ
　 どうたらいいか分からなくてっ...」
清水「うん.........」
A「聞く宛もなくてっ...夜もあんまり眠れなくなって...」
清水「うん」
A「もうやめたいって思ったこともあって...こんなこと思っちゃダメなのにっ」
清水「うん、」


こんなAちゃんを今まで見たことなくて、
正直どうすればいいかわからない。

でも.........


清水「Aちゃんがそう思うのは当たり前だよ。
　 私でもそう思っちゃうよ。
　 でも、Aちゃんなりに頑張れば、
　 もうそれでいいんじゃないかな？」
A「清水さん...」
清水「だから、今はしっかり休んで、元気になって、
　 みんなを...「姉ちゃん！」.........来ちゃったみたいだね」





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