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第二十八夜 人肌恋しい? ページ29

「Aさんって絶対Sですよね。」
「何言ってるんですか。」
 チルノちゃんの声が聞こえなくなるぐらいまで、ずーっとその言葉を言い続ける文さん。因みにチルノちゃんの結界は既に解いてある。可哀想だしね。
「Aさんは絶対Sですy
「だから違いますって。」
 どれだけ私をいじめっ子にしたいの?そんなに火蛇がトラウマになった?
「……うぅぅ……」
 すると湖の方を見ていじけ始める文さん。え?突然何なの?
「文さん?」
「……どぅせ私は誰からも嫌われる清くも正しくもない鴉天狗ですよ……」
「いや何鬱期突入してるんですか?別に私は嫌ってませんよ。」
「いや嫌いって言ったでしょう!嘘つきは鬼に喰われますよ!」
「鬼ですか……鬼もいるんですね。」
「えぇいますもの凄いお酒好きの幼女鬼が。」
「はぁ………あれ?じゃあ何で文さんは喰われないんですか?」
「…………それ本気で言ってます?」
「はい勿論。え、事実でしょう?」
「……Aさんなんて……嫌いだぁ……」
 ?何で更にいじけてるの?
「文さん?早く行かないとチルノちゃん来ちゃいますよ。………あぁもうどうしたら機嫌直してくれるんですかっ?」
「……………」
 本当に何なの………
「……………てくれたら。」
「はい?」
「家族みたいに接してくれたら……いいです。」
「…………………は?」
 何言っちゃってんのこの人。私達まだ会って二日だよ?え、そんなに人肌恋しいの?
「…………」
 じぃーーっと見てくる文さん。うわっ自分から言えって言っちゃったから何かやらないとマズい空気だ。どうしよ………
「……ですよね、普通無理ですよね。」
「えっちょっ………」
 戸惑う私に諦めたのか背を向けて体育座りする文さん。…………あーもぅ!
 __________ギュゥッ
「……………へっ?」
「これでいいですか?もぅ……本当に仕方の無い……」
「……………」
 ん?
「文さん?」
「へっ!?あ、いやいやえと………」
「…?何うろたえてるんですか?文さんがやれって言ったんでしょう?」
「いやそうです、けど…………」
 ますます真っ赤になって俯く文さん。え、これで照れるってどういう事?一体どうし


「………あのぉ、そんな所で何してるんでしょう………」
「「へっ?」」


 ……突然の声に振り向くと、そこには赤髪の女性がいぶかし気にこちらを見ていた。
 ……………ヤバイ誤解された。

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霧雨初那 - *はなた*さん» ありがとうございます!これからも読んで頂けるよう、頑張ります♪ (2015年1月20日 21時) (レス) id: 40dcb8a3b1 (このIDを非表示/違反報告)
*はなた*(プロフ) - 面白いです!頑張って! (2015年1月20日 21時) (レス) id: ce479bf433 (このIDを非表示/違反報告)
霧雨初那 - swksさん» 宿題ふぁいとぉ〜wwww私は終わりましたよ?wwww (2015年1月15日 22時) (レス) id: 40dcb8a3b1 (このIDを非表示/違反報告)
swks - 宿題が終わらない。テストどころじゃない! (2015年1月12日 15時) (レス) id: abf12aecc0 (このIDを非表示/違反報告)
霧雨初那 - 今日から4日程、テスト期間(私学生なので…)に入るので、その間更新出来ません…… (2015年1月12日 12時) (レス) id: 40dcb8a3b1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:文月鎖夜 | 作成日時:2014年12月14日 2時

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