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第十四夜 似た者同士 ページ15

「…………すみません、変な事聞いてしまいました。お気になさらないで下さい。」
「そう、わかったわ。」
 今考える事じゃない、と言い聞かせ私は顔を上げる。隣を見ると変わらぬ様子の霊夢さんが居た。
「……………ふふっ。」
「?何、人の顔を見て笑って。」
「いえ、何でもないです。朝食は何がいいですか?」
「和食なら何でもいいわ。」
「和食ですね、んー…………」
 何にしよう………ほうれん草とかもやしがあったし、おひたしも作れそうだよね。あーでも味噌が無いから味噌汁は無理か…………
「……………随分と楽しそうに考えるのね。」
「……え、顔に出てます?………まぁ料理は趣味でもあるので、それを誰かに美味しいと言ってもらえるならやっぱり嬉しいですよ♪」
 嬉々として答えると霊夢さんはふっと笑った。
「……………ふふっ。」
「?どうしたんですか、人の顔を見て笑って。」
「いえ、何でもないわ。………それじゃあ私は倉の中の要らない物を分けてきましょうか。貴女はその間に朝食を作っておいて。」
「あ、はい。………そういえばここの竈火力が異常なんですけど、いいんですか?」
「火力?」
 米が十分で炊けた事を伝える。
「…………そういえばそうだったわね。気にしなくていいわよ。その手の事が得意な奴が気紛れで改造していっただけだから、危険は無いはずよ。」
 …………米が十分で炊ける改造をしていったって、どんな人だろう…………
「作り終わったら呼びに来て頂戴。」
「はい、わかりました。」
 一言告げて私にパーカーを返すとそのまま倉の方へ消えていった霊夢さん。私もそれを見送ると立ち上がり台所へと向かっていった。

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霧雨初那 - *はなた*さん» ありがとうございます!これからも読んで頂けるよう、頑張ります♪ (2015年1月20日 21時) (レス) id: 40dcb8a3b1 (このIDを非表示/違反報告)
*はなた*(プロフ) - 面白いです!頑張って! (2015年1月20日 21時) (レス) id: ce479bf433 (このIDを非表示/違反報告)
霧雨初那 - swksさん» 宿題ふぁいとぉ〜wwww私は終わりましたよ?wwww (2015年1月15日 22時) (レス) id: 40dcb8a3b1 (このIDを非表示/違反報告)
swks - 宿題が終わらない。テストどころじゃない! (2015年1月12日 15時) (レス) id: abf12aecc0 (このIDを非表示/違反報告)
霧雨初那 - 今日から4日程、テスト期間(私学生なので…)に入るので、その間更新出来ません…… (2015年1月12日 12時) (レス) id: 40dcb8a3b1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:文月鎖夜 | 作成日時:2014年12月14日 2時

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