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田中先輩がトイレに行った日向を迎えに行き、二人で帰ってきた。なぜかトイレに行く前よりもガチガチに緊張している日向。
もしかして田中先輩が何か余計な事を言ってしまったのだろうか。
まあ田中先輩の事だから無意識だろうけど……。
このままいくと日向の後頭部サーブは避けられ無さそうだ。
すると澤村先輩が清水先輩に何か言い、清水先輩は日向の方に歩いていく。
もしかしてこれって……。
｢期待してる｣
ポンッと清水先輩が日向の肩に手を置く。
その瞬間ボンッという音と共に日向の顔が赤く染まった。本当に顔って赤くなるんだ。
トドメ、刺しちゃったみたいだね?
男の子って美人さんにああいう事されたら皆あんな風になるのかな。この世界に来て私の顔面偏差値が高くなったことは重々承知しているが私にはあんなことはできない、はず……??
｢坂城、お前からも日向に何か言ってくれないか!?頼む!!｣
｢わ、私もですか!?｣
なんだか嫌な予感MAXだよ。
でも主将の言うことは断れないし……。
渋々、という感じで私は日向の方に向かう。その途中で月島君がﾞドンマイﾞと言いながら嘲笑ってきたがあえてスルー。後でしばく。
これでもかと言うほどに顔を赤くしている日向の両肩に手を置き、放心状態になっている日向を揺らす。
｢日向くんっ!!大丈夫だよ、余程のミスをしない限り先輩達がカバーしてくれる筈だし!!｣
｢…………余程のミスって例えば……?｣
｢えっと……誰かの後頭部にサーブを決めちゃう、とか?｣
｢……もしも影山の後頭部にサーブを決めちゃったとしたら……即交替!?……うっぷ｣
だめだこりゃ。
澤村先輩に向けてサインを送り無理だと伝える。これ、もしかして私が更に余計な事言っちゃったやつかも。ごめんね日向。
あと今わかった。
日向が後頭部サーブを決めるのは確実だわ。
私はこれからの事を考えると頭が痛くなる。ふと、青葉城西コートの方を見るとセンター分けの男の子が私をジッ…と見ていた。
あれ……くにみんじゃん!!
くにみんは私が見つめ返していることに気付いたのか手を振ってきた。咄嗟に私も振り返す。
その時くにみんが私に笑ってくれたような気がした。
一瞬の事だった為もしかしたら、という感じだが。とにかく、くにみんにも会えて良かった。
その意を込めて私は精一杯の笑顔を送った。
その瞬間、くにみんの顔が赤くなったのは見間違いではない。
そのすぐ後にくにみんは先輩に呼ばれ私に背を向けた。
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奥山乃愛(プロフ) - いきなりすみません🙇出来たら全員のキャラに愛されたいです！（恋愛的に）あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2023年1月16日 16時) (
レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します！どうか終わらないでください！この小説の続き楽しみにしてます！ (2022年8月19日 10時) (レス) @page10 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
希(プロフ) - 早く次出してください面白いので (2021年3月6日 12時) (レス) id: cb7900525d (このIDを非表示/違反報告)
モンブラン - 終わりにしないでください！凄く、面白いです！ (2019年8月15日 12時) (レス) id: e01aa47e88 (このIDを非表示/違反報告)
玲(プロフ) - どうか終わりにさせないでください！ (2019年6月13日 22時) (レス) id: 1843896a73 (このIDを非表示/違反報告)
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