カルタが ページ3
原「あーあー、葵君のタブーやっちゃったよ千早ちゃん」
「「タブー？」」
原「葵君は試合後集中力を回復させるために睡眠をとるんだよ。そして、睡眠中、彼を起こすととにかく不機嫌になるんだ」
「「不機嫌に」」
原「そう。以前、千早ちゃんみたいにカルタが好きなA級の子が彼の睡眠を邪魔して、試合で目を覆いたくなるくらいボコボコにして、たちが悪いことに、その子が泣いても、何しても試合をやめようとしないんだ」
「「なんてたちの悪い」」
原「そして、その子はカルタがトラウマになるほどカルタが嫌いになってしまったんだ」
西「こっわ！！」
筑「俺あの人とやりたくないです」
須藤「てか、そんなあいつを起こした綾瀬ってヤバイんじゃ・・・」
「「ﾁﾗｯ」」
綾瀬side
すごいこんな人がいたなんて
カルタをとる音が優しい
貴「ねぇ、まだ終わってないよ」
「うん」
彼はパット見ぼんやりしてそうなタイプだ
でも、カルタを好きな音がする
彼は、カルタをするとき一体どんな思いをしてるのかな
「ﾊｧﾊｧ、葵君は、」
貴「カルタをするときどんな気持ちでいるの、か？」
「・・・うん」
貴「カルタのことしか考えてないよ。その歌がどんな気持ちで歌われたのか、そればっかり考えてる」
貴「君はカルタ好き？」
「うん！大好きだよ！」
貴「じゃあ、なんでそんな乱暴にとるの？」
「え・・・」
貴「カルタが好きならもっと優しく、丁寧にとるべきだよ」
「もっと、優しく・・・」
葵君にそう言われ今までの自分の取り方を思い出した
確かに乱暴に取っていた
私はカルタが好きっていってもカルタをやるのが好きであって、カルタ自体にはそこまで尊敬が無かったことに
葵「君は、カルタ好きなの？それとも嫌いなの？」
私はカルタが
「大好きだよ！」
葵「・・・疲れた、君を相手するのは疲れる。それに今までの子とは違うようだ」
「え？」
葵「今までの子は俺にボコボコにされて、泣いてカルタをやめていった奴等が多かった、でも君はこんなに大差で負けたのに嬉しそうな顔をしている。ここまで調子狂う相手は初めてだよ」
「もしかして、認めてくれた！？」
葵「全然」
即答
認めてないか〜
「また、やろうね！」
葵「やーだね」
「え！？」
葵「でも、もっと優しくとれるようになったらやってあげるよ」
「ほんと！？」
葵「約束、指切りげんまん」
葵君可愛いな
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ゆゆ - このお話大好きです！ちはやふるの小説って更新停止とかが多いんですけど、完結までやめないで欲しいです…！すごく好きなんですよ、このお話。なので、お願いします！更新、楽しみにしてます！頑張ってください！ (2020年6月5日 13時) (
レス) id: c303749b45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝露 | 作成日時：2020年6月4日 21時
