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無遠慮に踏み込もうとしてくる男共に立ちはだかるがごとく仁王立ちで玄関の前に立つ。
押しのけようと軽く体当たりしながら横をすり抜けようとするのを許さないよう、足に力を込めた。
銀時と競い合い、鍛え続けてきた体幹は簡単に負けるはずもなく、通れなかった男が憎々しげに俺を睨んだ。
「中にAAさんがいるのはわかってます。邪魔するならあなたも……」
「Aなら、中にいるぜ。認める。たが、中にそう大人数で入るなって言ってんだ。ガキが怯えらァ」
俺が凄むと、近くにいた数人がヒッと怯えたような声を出した。
警察ともあろうもんが情けねぇ、と顔を顰めると、上と話が着いたらしく、中に入るのは4人となった。
それでも多いと思うが、それ以上は向こうも妥協できないと言われれば仕方ない。
俺はスっと体を引いた。
それを合図に4人がパッと部屋の中に入る。
俺はその後を追った。
礼状を出してこねぇと突っぱねても良かったが、この人数で来たのだ。かなり確証がある可能性が高い。
そこで礼状を取られると、むしろ厄介になるかもしれなかったので、ここは静かに従う事にする。
それが、最善の策だ。
サツ4人がリビングに入る。
俺も後に続くと、そこではAが春風を撫でていた。
「AAさんですね。署でお話を伺います」
「お、おかあさん……」
「大丈夫よ、春風。お母さんすぐに帰ってくるから。大丈夫。その間、晋助に迷惑かけないようにね」
「おかあさん！」
警察に挟まれて歩いていく背中に、春風が駆け出した。
俺はそれを抱き上げて、抱き締める。
パトカーに乗る姿は、見せたくなかった。
「晋助、ごめん。よろしく」
「……ああ、早く帰ってこい」
小さく囁きあって、Aの後ろ姿が遠くなる。
あんなに大人数だった警察共がまるで嵐が去ったようにいなくなり、後に残されたのは腕の中の春風の、叫ぶような泣き声だけだった。
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神桜(プロフ) - 新作ありがとうございます！！！ (2021年8月27日 16時) (
レス) id: 86ea1c42a8 (このIDを非表示/違反報告)
沖田レイア(プロフ) - 通行人Ｆさん» コメントありがとうございます！好きと言ってくださってとても嬉しいです！大変励みになっております！コメントありがとうございましたぁ！！！！ (2021年8月22日 18時) (レス) id: b13dceedcd (このIDを非表示/違反報告)
通行人Ｆ(プロフ) - ﾋｪｯすきです、、、(唐突)毎回良いお話をありがとうございます、、、(尊死) (2021年8月22日 10時) (レス) id: 655b6dcc15 (このIDを非表示/違反報告)
沖田レイア(プロフ) - 神谷さん(ヅラ買ってくる)さん» 神谷さん様！いつも面白いコメントありがとうございます！(実は下書きにし忘れて私自身も不意打ちを食らっていたとは言えない)不器用だけど優しい高杉さんになるように頑張ります！コメントありがとうございます！！ (2021年8月17日 15時) (レス) id: b13dceedcd (このIDを非表示/違反報告)
神谷さん(ヅラ買ってくる) - し、新作…！不意打ち食らいました(知るか)優しそうな高杉くん…え、しゅき…あの、無料で見ていいんですか？貢ぎたいんですが。更新頑張ってください！ (2021年8月17日 14時) (レス) id: 9406ab1259 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沖田レイア | 作成日時：2021年8月17日 13時
