【銀魂】私の小さな世界事情【高杉晋助】

徒然なるままに占いの館事情 ページ41

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思わず振り返った。

江戸はかぶき町に住んで居たけれど、活動時間が違うのか今まで一度もあったことのなかった人。

坂田銀時。

一際目を引くこの町の有名人。

しかし、それは毛色が違うからでは無く、更に国を救った英雄だからでは無く、人柄なんだろうなと思う。

占いの館、なんて言ういかにも怪しげなこの店に来るお客がよく話してくれた。
確か……サングラスを掛けたオッサンだったと思う｡
人生で最悪をもたらす悪魔であり、最高の飲み仲間だと。
…あのオッサン、生活苦で死んでないといいな……

まぁ、そんな事私の預かり知らぬ所ではありますが｡

ゆっくりとまた歩き出す。
聞こえる呻き声にも慣れたものだ。
こうやってクイクイと袖を引いてくるのは大概人じゃない。

私には霊的なものが見えると言ったら信じないんだろうなぁ。

ふと微笑む。

人に憑いてるのは珍しい事じゃない。
むしろ地縛霊よりも多い。
けれど、私がいつも見るのは呻き苦しみ、救いを求める者達ばかり。
そんな人々が霊になるんだと思っていた。
でも。
違ったんだな。

坂田銀時。
彼は気がついていただろうか？

飲み過ぎだばぁか。と笑う人が隣にいることを。
吐くまで飲んだら金縛りにしましょうね、晋助。と物騒な事を言う人が隣を歩いている事を。

どちらでも構わない。
私の預かり知らぬ所ですから。









PS，本編書けって話ですよね。
わかってます。反省しています。
ごめんなさい。＿|＼○＿

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