【銀魂】ラブコメだなんて絶対に言わせない【高杉晋助】

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どんなになっても、血の繋がりは強い。
だって、あんな名ばかりの母親でも、信じていたいもん。
私だけでも見捨てないで居てあげたいもん。

それが、家族ってもんでしょ？
知らんけど。


「だから、私は家に帰ります」


生活苦の私には、とってもありがたい話だけれども。どうにか内職で得た金も少しはあるし！


「……そうか。まあ、今日は遅いし泊まってけ」

「ウッス」


先輩はツンデレな人だなぁ。
根は優しいんだろうけど。
ツンが多いと言うか……毒舌と言うか。
ハッキリしたところは長所だと思うけどねぇ。


「ドミノ倒しピザでいいか？」

「全然おけまるですね」


……最初はどんなストーカー先輩かと思いきや。
普通にいい先輩で、愉快な仲間たちは私を楽しませてくれる。

これじゃあみんなが生徒会に入りたいと思うのも仕方ないか。
だってあんなに死ね死ね言ってた私が、ねぇ。
こんなに楽しんじゃってんだからさ。
推して知るべしだよ。マジで。


「……あの時死にかけて正解だったかも知れませんね」

「あ？何の話だ？死にかけたことがあるのか？」

「ありますあります。タンスの角に足の小指ぶつけた時は生死の境を彷徨いましたよ」


なんだそれと不思議そうな顔をする先輩。

ああ、やっぱりイケメンだ。

とりあえずイケメンは死ね！

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