【銀魂】ラブコメ、だなんて…【高杉晋助】

☆ ページ37

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「今日もよろしくお願いしますね、土方先輩」

「ああ、ちなみに二日目が一番カツアゲ率が高ぇ。気を抜くなよ」

(カツアゲ率とは……？)


なんてやり取りが二時間前。
早速カツアゲに遭遇しております。
まだ十時だよ。朝から元気だね。
じゃないじゃない。

どうしよう、土方先輩は腹痛(総悟のヤローとか叫んでたから多分マヨネーズになんか盛られたんだと思う)でトイレだ。
それに困ったこと。

私は喧嘩が死ぬほど弱い。
面白いほど弱い。

これ、助けに行っても被害者増えるだけじゃ……？

えええ、でも助けなければ生徒会の面子が……

……助けに行って、殴られて。後で晋助さんに殺してもらおう。
うん、それがいい。


「あんた達。なにやってんの」

「あ？なんだ？ねーちゃん。俺達と遊びたいの？」

「そんな訳ないでしょ。……で、なにやってんの。カツアゲ？」

「見てわかるでしょ。カツアゲだよ〜」

「……私は銀校生徒会の者よ。そのメガネ君から手を離しなさい」


不良が堂々とカツアゲ宣告すんなや。
せめて誤魔化せ。


「え……え、マジっすか」


殴られる覚悟をしていたものの、何故か不良のうちの一人が固まる。


「生徒会って、あの生徒会っすか！？」

「そ、そうよ。その生徒会よ」


頷くと、そのまま不良はスライディング土下座。
隣の不良Bも目が点になっている。


「た、大変失礼致しました！」

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