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「つーかよ、高杉が調べろっつーから調べたが、まさか生徒会に入れるとはなぁ」
「え?調べる?」
あ、やっべという顔をする、まるでイタズラがバレたワンコみたいな土方先輩は許すとして、どういう事ですか高杉先輩?
「気になったから調べて、調べたら気に入ったから傍に置きたくなった」
「どんな告白ですか?……もしかして図書室に居たのも……」
「ありゃあ偶然だ」
本当だろうか。
まさか、あのギチギチに詰まった本棚も策略では…
……考え過ぎなのはわかってる。
でも、この怪しい色男先輩ならやりかねん。
「あー……すまねぇな、A。プライベート勝手に覗くような真似して」
「あ、土方先輩は何も悪くないです。全ては高杉先輩が悪いです」
「んで土方にだけそんな甘ぇんだよ」
「え?大丈夫です。私爬虫類も好きなんで」
頭にはてなマークを浮かべる先輩方の頭上を通り越して、時計。
あ、やべぇ。
朝のホームルーム始まる。
「先輩、時間……」
「ん?ああ、もうこんな時間か……」
「俺、資料取りに来ただけだから教室戻るわ。高杉はどうする?」
「俺ァAに
「はいよ」
え!?
いや、ちょっと待って!?
私もホームルームに行くんですけど、なんで生徒会室案内される流れになってんすか!?
「じゃあな、A。また放課後」
「え、ちょ、ま」
笑顔で手を振って、無慈悲に閉まる扉。
土方先輩は悪くない。
全ての元凶は……
「案内してやるから、ほら、ついて来い」
全ての元凶はコイツだ!
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ASUKA - 沖レイさん、頑張れぇぇぇええ!!!!!私もテストなんです、一緒にがんばりましょー! (2019年9月28日 23時) (レス) id: 2aeb894d27 (このIDを非表示/違反報告)
Night(プロフ) - 沖レイさん、テスト頑張って下さい!私の気力、全部差し上げます!!私、みえました。沖レイさんにむかって推しが応援している姿が!! (2019年9月20日 23時) (レス) id: a39d20f6cd (このIDを非表示/違反報告)
トオ - とっっっても面白いです!!頑張ってください! (2019年8月28日 6時) (レス) id: c0c29da7c2 (このIDを非表示/違反報告)
沖田レイア(プロフ) - Nightさん» 圧倒的ハピエン……ありがとうございます!参考になります! (2019年8月23日 21時) (レス) id: b13dceedcd (このIDを非表示/違反報告)
沖田レイア(プロフ) - のあさん» 死ネタは泣きますよね!コメントありがとうございます (2019年8月23日 21時) (レス) id: b13dceedcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沖田レイア | 作成日時:2019年7月15日 18時