検索窓
今日:3 hit、昨日:6 hit、合計:406,676 hit

次回予告 ページ44

見合う二人。


「……やっぱりお前は、優しすぎるな」


また突然変わったことを言い出す槇寿郎に、Aは首を傾げた。


「外に人がいたから、刺せば俺が犯罪者になるから、お前は俺の攻撃を防いだ。違うか?」

「……」

「自分の命より、他人の信頼か」


そこまで言うなら、そっとしておいてよ。普通の人なら、気遣って踏み込んでこないのにさ。

二人の間に、冷たい空気が流れる。



「何があったんですか!?」

刀の交わる音を聞き、駆けつけてきた三人。その横を通り過ぎていくA。

「Aさん?」

「禓黒殿……?」

呼びかける声を背に、Aは煉獄家を出て行ってしまった。





帰り道。

足早に行く彼女は、怒っているわけではない。彼女の中に感情があるとすれば、それは恐怖だろう。

知られること、知ってしまうこと。Aにとって、その二つは恐怖でしかない。

己の中に、解けぬ、解いてはならぬ矛盾があるからだ。



『お前は幸せ者だ』



彼女を縛るものは、過去の人間。



『禓黒殿!!俺も、俺も撫でてもらいたい!!』

『いいや私が先です。だよね?Aさん』

『Aさんって、人気者なんですね!』



踏み込んでほしくない彼女に、土足で踏み込んでくる鬼殺隊の愉快な仲間たち。





弐の宵は、彼女の過去を語ろう。









.*・゚ .゚・*.*・゚ .゚・*.*・゚ .゚・*.


作者からです。


この作品は、一旦ここで区切りました。続編は近いうちに出します。

待っててもらえると、ありがたいです。


一応、次のお話はAちゃんの過去を絡ませた日常と、無限列車編を書く予定です。

余った話数を、番外編みたいなもので埋めようかなとも考えています。



以上!それでは、続編でお会いしましょう。

この小説の続きへ→←宵四十三



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (412 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
881人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 原作改変   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

息抜き(プロフ) - カカさん» コメントやお星様までありがとうございます、頑張りますね(*_ _) (2020年1月14日 1時) (レス) id: 1ca44e1fd0 (このIDを非表示/違反報告)
カカ(プロフ) - 主人公の周りのキャラの優しさが滲み出ててすごいよきです、、、。見る度にお星様を押してしまいます。更新の方無理をなさらずに頑張ってください! (2020年1月14日 0時) (レス) id: c193d50bb9 (このIDを非表示/違反報告)
息抜き(プロフ) - ばぐさん» コメントありがとうございます。私もコメントが来る度に飛んで喜んでます。頑張りますね<(_ _)> (2020年1月8日 18時) (レス) id: 1ca44e1fd0 (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - とても面白くて通知が来る度 飛んで喜んでいます!これからも頑張ってください! (2020年1月8日 18時) (レス) id: c64457db9e (このIDを非表示/違反報告)
息抜き(プロフ) - 無気力人間Aさん» コメントありがとうございます。更新頑張ります<(_ _)> (2020年1月7日 19時) (レス) id: 1ca44e1fd0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:息抜き | 作成日時:2019年12月2日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。