闘女〜鬼滅の刃〜

参 ページ4

鬼「死ねぇ！！血鬼術、濃霧の影！！
　 (俺の霧からは逃げられない！！驚いたところを喰ってやる！！)」




『(霧･･･目眩ましか･･･)』




ヒュンッ




鬼「な、何！？剣を回して霧を消している、だと！？
　 貴様ァ、何様のつもりだァァァ！！！！」




『貴方、本当に元上弦？
　とてもそんな実力者には見えないけど･･･』




鬼「うるさい！俺は、正真正銘の上弦の鬼！！
　 俺こそが、上弦に相応しいんだあぁァァァ！！！！！！」バッ




『･･････そんな攻撃が当たると思われてたなんて、心外だなぁ
　まぁ良いよ、ここまで非道な行いをしてきた貴方には、




　屈辱的な死を与えてあげる』チャキ




鬼「(なんだ！？この得体の知れない、底知れない恐怖は！？)
　 死ねええええぇぇ！！！！」




スウ･･･スウゥ･･･




『月の呼吸 壱ノ型 朧月』




ザンッ




鬼「ギャアアア！！」




『朧月は、霧に隠されハッキリとしない月のこと･･･

　私の朧月は、ハッキリしない中にとても鋭い光を持っている
　その光は、まるで稲妻の如く、鬼の首に刃を届けるの

　って、もう聞こえないか、ふふっ』




バサッ･･･




『･･･さようなら』




刀畏「A、A！送リ届ケタ！僕エライ？」




『偉い偉い。刀畏は優秀だね』




刀畏「嬉シイ、嬉シイ！誉メラレタ！」




『うふふ、刀畏。明日からは非番だから、鱗滝さんのところに行こうか』




刀畏「ダメ！オ館様ガ呼ンデル！行カナキャ！」




『お館様が･･･？分かった、本部に行こう
　刀畏、御館様に、一刻でそちらに到着すると伝えておくれ？』




刀畏「分カッタ！」バサッ




『･･･さて、行こうか』ザッ









耀哉「あぁA、よく来てくれたね」




『御館様におかれましても、ご壮健の様子。安心致しました。
　益々の御多幸を、切に御祈り申し上げる限りでございます』




耀哉「ありがとう。所でA、何か大事なことを忘れているようだね？」




『･･･申し訳ありません、"耀哉様"』




耀哉「本当は、耀哉と呼び捨てにして欲しいのだけれどね･･･
　 何せ私達は









　 "幼馴染み"なのだから･･････」




『耀哉様、貴方様は鬼殺隊当主です
　しかし私は、あくまで柱･･･貴方を支える剣にございます
　私達が十三となったときより、これは運命(さだめ)にございます』

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