呪術界の準最強【呪術廻戦】

＊ ページ28

Aside


ｷｯと音をたてて車が止まる。



「着きましたよ！Aさん！」

『、、うん。ありがとう、雄』


こりゃ切り替えないとちょっと不味いな。
この任務も、決して楽な任務じゃないし。


「、、人前じゃ弱さを見せない強がりな先輩に、可愛い後輩から1つ、アドバイスです！」

『！！、それ、高専の時に、、、私が言った、、覚えて、、？』


覚えてたの、、？




___『頑張ってるねぇ、雄』

「、、でも、まだ全然、！」

『ちゃーんと努力してる可愛い後輩に、尊敬する先輩から1つ、アドバイス！休息も戦略の1つである！！』___




ﾆｺｯと笑って雄は続ける。



「本音を吐き出せる事も強さの1つです！！」

『！！』



なんて、優しい子なんだろう。


あぁ、、ダメだ、、、。もう涙腺ゆるゆる、、。


でも、、それでも、



『それでも、可愛い後輩に涙は見せないのが、尊敬する先輩だから、！！』


今にも崩壊しそうな涙のダムを気合いで留めて、渾身の笑顔でﾆ ｯと笑うの。

それが、私の憧れだったから。

それが、私の目指す人だったから。


涙も憂鬱な気持ちも笑顔で無理矢理吹っ飛ばして、雄に背を向ける。

私の大好きだったあの人は、いつも背中で語ってた。

___"もう大丈夫"___

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
お久しぶりです。イケおじｨです。
いやぁ、なかなかの亀更新で本当に申し訳ないです。

ずっと出したかったお兄さんがやっと出せました、、！
感の良い方はなんとなーく勘づいている事があるかもですが、、。お兄さんとAさんの過去について書くのはもう少し先になりそうです。

最後の「もう大丈夫」は、某ヒーロー学校漫画のNO.1ヒーローの決め台詞的な意味合いもあり、Aの灰原に対する「ありがとう。もう大丈夫」的な感情という意味合いも込めております。

割とふざけるし、距離はめちゃくちゃ近いけど、核心には触れさせないA。そこには色んなAの思いと彼女の過去が関わってるんだよって声を大にして言いたい！！言ってしまいたい！！！早く過去編が書きたい！！！！！


以上、イケおじｨの心の叫びでした。

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