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雅紀side
Aがこんなことを言った。
A 「雅紀ってさ、仮にも【芸能人】だし、綺麗な人だっているだろうし、大して可愛くもない私になんてドキドキしないって思ってた。でも、わかったの。雅紀は雅紀だ、って」
Aに【芸能人】だし、って言われるなんて思わなかった。
【芸能人】じゃない、俺を見てくれ！
そう思う気持ちと、【素】の俺をちゃんと見てくれてんだ、っていう２つの気持ちが入り混じってなんとも言えない素敵な気持ちになった。
今から行く場所は決まってない。
でもね、これだけは決まってる。
これから先も共に未来を見ていく。 同じ未来に行く。それだけは。
雅紀 「とりあえず、出よ？ ね？ 場所は後からでもいいし！」
この言葉にはこの想いを車に乗せて走り出した。
どこに連れて行こうかな…。
あの丘？ それとも海？
うーん…あ！ そうだ！
俺の実家に…実家に連れて行こう！
『今から彼女、店に連れてくけど、俺が来ても黙って、ただの店員のふりをしてくれ』それだけ打って弟に送信した。
返信は、『にぃも彼女できたんだ。わかった、母さんたちにも言っとく』という簡潔な文章だった。
雅紀 「ねぇ！」
ピクッとAの肩が上がった。
びっくりさせちったかな？ごめんね？
雅紀 「Aは今日、何食べたい？」
A 「ん？ 何食べたい…？うーん…。あ！ 和洋中のどれか！ なんか、フルコース系がいいな…。ごめん、無理だよね…」
何ぃ！？ なんと素晴らしいリクエスト！！
これは俺の実家で決まりだぜぃ！
雅紀 「なら、中華料理屋行かない？ 俺、いいとこ知ってるんだけど…」
Aがうーん、という顔をする。
A 「ねぇ、大丈夫？ バレちゃうよ？」
うん？ バレる？ そんな心配は無用だっつーの。
そりゃあバレちゃうかもしれないけど、仮にも俺の実家だし…Aが心配することは何もない
親に紹介する、なんて言ったら身構えちゃって本当のAなんかわかりこっちゃない。
だからさ、母ちゃん達には俺の好きな素のAを見てもらうんだ。
雅紀 「大丈夫だって！ だって俺のじっ…」
A 「ん？じ？」
やべ〜、実家ってポロっと言っちまいそうだったわ〜。
雅紀 「大丈夫だよ。俺、案外気づかれないもんよ？ この間だって普通に街中にいたけど、誰一人声掛けやしないんだもん」
A 「そうなんだ…。じゃあ、そこにする？」
雅紀 「うん！ 道順覚えてといてね？」
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山田 あんび(プロフ) - リクエスト遅くなってすみません！リクエストなのですが他のメンバーと食べに行って嫉妬しちゃうお話お願いします！ (2015年8月28日 15時) (
レス) id: 754b2eb85f (このIDを非表示/違反報告)
さゆみ(プロフ) - ありがとー！更新楽しみにしてる♪ (2015年5月27日 13時) (レス) id: f1e1d7ce6d (このIDを非表示/違反報告)
ポヨリン(プロフ) - さゆみさん» かしこまりました( ´ ▽ ` )ﾉ (2015年5月25日 19時) (レス) id: faa9497605 (このIDを非表示/違反報告)
さゆみ(プロフ) - あ、お久しぶりです、リクエスト出すね！二人お忍びでデートして欲しい！！ (2015年5月25日 19時) (レス) id: f1e1d7ce6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポヨリン | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/hp/
作成日時：2015年5月25日 10時
