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翌日いつも通りに出勤すると…
雅紀 「社長、どうしちゃったんだろう？」
和也 「何の連絡もなしなんて珍しいですよね？」
智 「心配だね」
みんなが社長のデスクの前でざわついている
そこにAさんはいない
「社長、どうかしたの？」
潤 「無断欠勤らしいよ。電話も無し」
智 「風邪でも引いたんじゃない？」
潤 「確かにちょっと具合悪そうだったけど…。でも、風邪引いたくらいじゃ休まねえよ？」
「でも社長だよ？社長に限って無断欠勤って…」
『社長に限ってそんなのありえねえ』と言おうとした時、電話が鳴った。
智 「どうする？誰が出る？」
和也 「いや、俺無理」
雅紀 「無理じゃないって！早く早く！」
智 「電話は3コール以内、って社長言ってたよ！ほら！」
潤 「ああーもう！俺が出る！」
そう言って松潤が電話に出た
潤 「え？社長がですか！？」
「社長がどうしたんだよ！電話はどこから？」
雅紀 「どうしたの？翔ちゃん」
智 「まあまあ落ち着いてよ」
「ご、ごめん…」
焦ってしまい、電話を切る前に詰め寄ってしまった
潤 「電話は社長のご実家から。社長、今朝緊急搬送されたらしい」
「！！」
な、なんだって！？
和也 「緊急搬送って…今までそんなこと一度もなかったよね？」
智 「社長、大丈夫かなぁ？」
「病院どこか聞いた？」
潤 「都立の医療センターって言ってたけど…」
「今すぐ行かなきゃ。早く…」
雅紀 「翔ちゃん！」
潤 「お前ちょっと落ち着け」
「でも…！！」
雅紀 「そんなに取り乱してどうしたの？」
和也 「大丈夫？らしくないよ」
そう言われても落ち着いてられない
早く、早く行かなくちゃ…
『おい、待てって！』俺はそんなメンバーの声を背に会社を飛び出した
「しゃ、社長！！」
俺は勢いよく病室のドアを開けた
A 「みんな…」
え？みんな？
振り返るとメンバー4人
Aさんは一瞬驚いた表情を見せるも、その頬をふわっと緩めた
無事でよかった…ほんとによかった…
雅紀 「社長死んじゃうかと思ったー！」
そう言ってベッドに駆け寄る雅紀
A 「もう〜いっつも相葉は大げさなんだから〜」
潤 「もう、大丈夫なんすか？」
A 「朝ちょっと眩暈がしてね、気を失ってたみたいなの。もう大丈夫よ？」
ほら、って腕に力を込める
今すぐ抱きしめたくなる衝動を俺は必死に抑えた
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作者名：ぽよりん | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/hp/
作成日時：2023年12月15日 0時
