明日は公休と致します【S.S】 (ページ24)

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昼になり、小さなカフェに5人で集まった

社長は、「あなたたち、いい関係になったわね」って笑ってくれた

雅紀「ねえ、朝の事なんだけど何から話すの？」

「じゃあさ、あの日のみんなの行動、教えてよ。俺と相葉くんは社長と一緒だったよね？」

和也「なんか翔さん、刑事さんみたい。私と潤くんは朝から外回りを別行動でしてて昼から会社に行ったの。大野さんは？何してたの？」

智「俺は1日ずっと会社にいたよ？エンブレムの案は翔ちゃんと相葉ちゃんが持って行ってくれたから満足して寝ちゃってた」

そう言って、ハハハって笑う
それを、ニノが寝んなや！って叩く

潤「俺さ、そういえば外回り中に珍しく呼び出されたの。ヒノさんとこに」

ヒノといえばセレッソと並ぶ大企業だ

国際大会にも何回か商品を出している

雅紀「ねぇ、ヒノって競技会にもいたよね？覚えてる？ほら、髪の乏しいおっちゃん、いたじゃん」

そういえばいたな…

「居たな、そんなやつ。んで、松潤その時、何言われたかとか覚えてる？」

潤「今日のコンペ何を出すか、みたいなのを聞かれた。でも、社外秘って社長に言われてたし、その日にプレゼンするの分かってたけど、言えませんって答えたんだよね」

「そんなことあったのかよ…」

潤「その時、使えねえな、って言われてムカついたんだよね。一言言ってやろうと思ったんだけど社長の顔に泥塗ると思って何も言えなかったわ」

ごめん…って頭を下げた

雅紀「いやいや、松潤が悪いって決まったわけじゃないし、ここの5人悪くなくない？ね？翔ちゃん」

「うん、みんな悪くない。じゃ、あの日参加したどこかの企業に犯人がいる、ってことになる」

和也「犯人、ってまたまた大袈裟な。でも、そうなるとあの日のコンペに参加した企業を片っ端から調べていけば犯人見つかるってことでしょ？ちょっと俺たちでも調べてみようよ」

和也の一言でみんなの心が一つになった

担当の会社を少しずつ監視することになった

ヒノさんところが怪しいって思ったけど、あの大手企業が犯人とは思えないし

でも、しらみ潰しに当たるしかない

直接手を下さなくてもどこかで繋がっている可能性だってある

思い立ったが吉日

俺たちはそれぞれで行動を開始

俺はヒノに潜り込み監視をすることにした