明日は公休と致します【S.S】 (ページ17)

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社長が帰ってきた

和也「おかえりなさい！！何？失敗？もう〜だから私じゃないとダメって言ったじゃないですか〜」

そうニノが社長に声をかける

A 「ごめん。今、そんな気分じゃないの」

社長はしばらく黙り込んだ

そして重い口を開いた

A 「怒ったりしないから正直に答えて。あの資料、最後まで持ってたのは結局相葉と櫻井だけ？」

「俺と相葉の2人です。でも、相葉が先行印刷で出して机の上にって。会議室の机に載せてるとこまでは俺見てないっすけど、人多かったし…」

A 「そう。相葉はどうなの？」

雅紀「俺も、その…翔ちゃんと。櫻井くんと印刷しに行って、先に見せて欲しいって言われたから机の上に載せてたんです。で、気付いたらなくて…」
雅紀の声が震える

きっと彼のせいじゃない

和也「今回の資料ってさ、これだよね？」

そう言ってニノが見せたのはビリビリに破かれた資料

A 「二宮…もしかしてあなたが…？」

和也「まさかー、私じゃないですよー。疑われるのは不本意だけど、この感じだとそういうことになりますよね」
そう言ってニノは寂しそうに笑った

確かに不本意だ
けど、社長の疑いたくなる気持ちも分かる

みんなで作り上げたプレゼンがぶち壊されたんだ

身内の1人や2人疑わないわけにはいかないのだろう

「社長は俺たちのこと疑ってるみたいですけど、自分でやったんじゃないっすか？」
俺、何言っちゃってんだ…

A 「あ、あなたね…！」

「社長なら、さっきのプレゼンの件、みんなに伝える義務があると思いますけど？」

社長はムッとした顔をしたが、力なく呟いた

A 「……確かにそうね…。今回は私の管理不足よ。謝るわ。みんなを疑ってしまってごめんなさい」

そして、俺たちに謝ってくれた

潤「社長、俺たちのために頭下げすぎなんですってー。ところで、ここどうしましょ！」

松潤がパソコンを持って走ってきた

智「翔くんもさ、次のエンブレム、一緒考えよ？」

和也「相葉さんはー、とりあえずこの資料の復元ねー」

雅紀「ねえーニノ〜それはないよー」

和也「だって相葉さんが印刷しなかったらこういうことにはならなかったわけでしょ？」

A 「みんな！ありがとう！！」

顔を上げた社長は笑顔で、
目は涙で滲んでいたけど、とても綺麗だった

この時、俺は社長に一生ついていこうと決めた

そして、この会社のために働きたいと