明日は公休と致します【S.S】 (ページ13)

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和也「K大って、あのエスカレーター式の？すんげえエリートが来るんじゃない？」

雅紀「俺高卒なんだけど大丈夫かなぁ」

智「相葉ちゃん、俺中卒だから。大丈夫大丈夫」

オレンジでは学歴は重視はしない

面接での私に対する態度で全てが決まる

今のところ私が大卒
大野くんが中卒
二宮くんと、松本くんが高卒
といったところだ

様々な理由で入社してきた彼らだが
仕事に対する姿勢はプロそのもので、任せて後悔したことは一度もない

潤「社長、ここのクオリティ下げたら付加価値まで下げられそうで嫌なんすけどどうします？」

新人社員が来るまでは自由に過ごそう、と提案したところみんなが会議室に集まった

松本は相変わらずパソコンのグラフと睨めっこ
残りの3人は楽しく談笑、といったところだ

「そんな変な人は来ないと思うけど、セレッソの有望株だからいじめたりしないでよ？上の人に目つけられんのは私なんだからね？」

雅紀「だってよーニノ。いじめたらダメだよ」

和也「私はいじめませんよ。Aさんに、オレンジに相応しい人を育ててあげてるんですー」

智「2人は相変わらずだね〜んふふ」

潤「ごめん、今大事なところだからちょっとだけ静かにしてくれる？」

和也「ほら〜相葉さんがうるさいから潤くん怒っちゃったじゃないのー」

雅紀「松潤、ごめんね？」
そう言ってあひゃひゃ、と笑った

私はこのメンバーを選んで後悔はしてない

こんなメンバーでもしっかり仕事はとってくるし、それぞれを思って動いている

彼らは私の誇りだ

しばらくすると会議室のドアがノックされた

室内に緊張が走る

雅紀「どんな人かな〜」

和也「相葉さん、うるさい」

潤「お前ら2人ともうるせえよ」

「ごめんなさーい」
おふざけが止まらない相葉と二宮

ざわついていたメンバーたちが一斉に注目する

？「失礼します」

わ、顔がいい…大野くんがつぶやく

翔「初めまして…櫻井翔です。今日から企業間留学で御社にお世話になることになりました。よろしくお願いします」

確かに顔がいい
語学留学後の30代と聞いていた青年は幾分か幼く見えた