◇ ページ38
Aside
A 「コーヒー、飲むでしょ？」
リビングに入ると、すぐに私は台所へ向かった。
雅紀を避けるかのように…
雅紀 「あ、ああ…お願い」
それだけ言って、雅紀はソファに座った。
雅紀、ごめんね、雅紀…
これが最後のコーヒー、だから…
もうわたしのところに帰って来なくていいから…
今まで、ありがとう…
心の中でそんなことを呟く…
考えてるだけで辛いなんて、私どんだけ雅紀のこと好きなんだろう…
A 「はい、コーヒー。で、今日はどうしたの？」
と私から雅紀に声をかける。
これで最後…かな…？
雅紀…
二宮さんから信じて待つように言われた…
でも…でもね…でも…
私は雅紀の顔を見れる自信がなかったから、ソファの前に座ったの。
雅紀 「今日はさ、Aと未来の話、したくて来た…。だから、ココ、座って？」
なんか、雅紀っぽくない…そんな口調で…
雅紀に隣へ座るよう促された。
A 「何？話って…」
目を合わせないまま尋ねる…
目なんか合わせられないよ…怖いよ…雅紀…
雅紀 「あのさ…和泉蘭との熱愛報道出たでしょ？ あれさ、デマなんだ。分かってくれるかな…」
A 「ぅん…二宮さんから聞いた…」
聞いたよ…
雅紀 「あのさ、あの時、蘭に会ったんだ…」
蘭、って呼んでるんだね…
かわいいもん、お似合いだと思うよ…私…より…
雅紀 「A、こっち向いて？ 顔見て話したい」
今までにない真剣な口調に思わず顔をあげた…
そこにはかつて見たことのない、雅紀の顔がそこにはあった…
雅紀 「初めて言うんだけど、俺、蘭、いや、モデルの和泉さんと付き合ってたんだ…2005年まで」
そうなんだね、付き合ってたんだ…
A 「ふーん、そうなんだ」
私には似合わない言葉が口からこぼれた…
雅紀 「何とも、思わないの…？ 俺、付き合ってたオンナと会ってたんだよ…？Aにナイショで…」
何とも思わない?そんなわけないじゃない…
だって今は私の彼氏でしょ？
私だって雅紀のこと自慢したいよ…
国民的アイドルのカノジョです、って…
A 「何とも思わない訳ないじゃない！ あの時だってそう！ 女物の香水付けて帰ってきて！ 何とも思わないとでも思った？？私だって人間だよ！ 雅紀のカノジョなんだよ！！」
こんなことが言いたいんじゃない…
違うの…ごめんなさい…雅紀…
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ポヨリン(プロフ) - 美希さん» 美希さん！また来てくれたんですね！はい、あと少しで終わっちゃいます。番外編、考え中なのでリクエストありましたらどうぞ？和泉蘭はあくまで仮の名前なので、自分の好きなように変更して楽しむことができますよ。 (2015年4月29日 10時) (
レス) id: faa9497605 (このIDを非表示/違反報告)
美希 - 和泉さんと決着つけて主人公ちゃんのところに戻って来てくれましたね！感動でした(*^^*)もうお話的には折り返し地点ですか？あと少しで終わっちゃいますか？T^T残りを大切にじっくり読ませて頂きますね！笑笑 (2015年4月29日 10時) (レス) id: 0a7c97c274 (このIDを非表示/違反報告)
ポヨリン(プロフ) - 美希さん» 初めましてです！美希さん！コメントありがとうございますm(_ _)mこれからもご期待に添えるよう頑張ります。応援よろしくお願い致しますm(_ _)m (2015年4月25日 9時) (レス) id: faa9497605 (このIDを非表示/違反報告)
美希 - 初めましてですかね？本当毎日楽しみに更新待ってます！階段駆け上がる相葉ちゃん、想像してキュンキュンしてます(*^^*)更新頑張ってください！待ってます♪♪ (2015年4月25日 9時) (レス) id: 0a7c97c274 (このIDを非表示/違反報告)
ポヨリン(プロフ) - なるさん» ありがとうございます！ご期待に添えるよう頑張ります(￣^￣)ゞ (2015年4月17日 10時) (レス) id: faa9497605 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポヨリン | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/hp/
作成日時：2015年3月12日 23時
