◇ ページ32
だって蘭も、かつて俺の愛した人だったから…。
蘭 「…そっか…そんなにその人のことがいいんだ…。 じゃあ、私はどうすればいいの？ こんなにもマサキのこと思ってるこの気持ちは！」
雅紀 「……ホント、ごめん。その気持ちは受け取れない、
だから…」
そう言って、一万円札を２枚、机に置いた。
雅紀 「…あ、それとコレ、」
ポケットからスマホを取り出し、
それを、タップして
蘭、の、痕跡。
連絡先を、消した……
突き放すかの様に……
そして
雅紀 「蘭、携帯貸して？」
蘭 「イヤよ、なんで…？」
雅紀 「貸せよ！ 変なことはしないから」
雅紀 「こんな曖昧な友達とか嫌なんだよ！ 俺には彼女がいる、でも蘭は俺のことが好き。 そんな昼ドラみてぇなこと、俺には無理だから！」
柄にもなくそう言って蘭の携帯を強引に奪った…
だって…、気持ちが受け取れない俺がいつまでも繋がってたら
ダメなんだよね…。
って分かってるから……
この行為はきっと蘭を傷つけてしまう……
いや、確実に傷つける……
でもAを、傷つける方が
もっと、嫌だった…怖かった…
これは、俺から、蘭へ
「サヨナラ」の言葉…
そんな、思いで、蘭の携帯の中の相葉雅紀を消した…
削除されたスマホを目の前に
「ヒドイよ……あんまりだよ…」
そう、一言。小さく呟く蘭。
雅紀「うん。俺、ヒドイの。知らなかった？ これが俺。」
そう言って俺は蘭を突き放した…
蘭 「もう、私の知ってるマサキじゃないんだね…」
雅紀 「なら、話はこれだけだから。Aが待ってるから帰るよ」
蘭 「Aさんっていうんだ…そうなんだ…」
そう言って蘭は小さなため息をついた…
これで、サヨナラだね、蘭……
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 26人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ポヨリン(プロフ) - 美希さん» 美希さん！また来てくれたんですね！はい、あと少しで終わっちゃいます。番外編、考え中なのでリクエストありましたらどうぞ？和泉蘭はあくまで仮の名前なので、自分の好きなように変更して楽しむことができますよ。 (2015年4月29日 10時) (
レス) id: faa9497605 (このIDを非表示/違反報告)
美希 - 和泉さんと決着つけて主人公ちゃんのところに戻って来てくれましたね！感動でした(*^^*)もうお話的には折り返し地点ですか？あと少しで終わっちゃいますか？T^T残りを大切にじっくり読ませて頂きますね！笑笑 (2015年4月29日 10時) (レス) id: 0a7c97c274 (このIDを非表示/違反報告)
ポヨリン(プロフ) - 美希さん» 初めましてです！美希さん！コメントありがとうございますm(_ _)mこれからもご期待に添えるよう頑張ります。応援よろしくお願い致しますm(_ _)m (2015年4月25日 9時) (レス) id: faa9497605 (このIDを非表示/違反報告)
美希 - 初めましてですかね？本当毎日楽しみに更新待ってます！階段駆け上がる相葉ちゃん、想像してキュンキュンしてます(*^^*)更新頑張ってください！待ってます♪♪ (2015年4月25日 9時) (レス) id: 0a7c97c274 (このIDを非表示/違反報告)
ポヨリン(プロフ) - なるさん» ありがとうございます！ご期待に添えるよう頑張ります(￣^￣)ゞ (2015年4月17日 10時) (レス) id: faa9497605 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ポヨリン | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/hp/
作成日時：2015年3月12日 23時
