イケメン度33% ページ36
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夕飯入らないと一本電話をかけた後、席に座る。
優斗君が狙ったかは定かではないが、向かいがAだ。
右隣にはAのご両親、左隣には優斗君。
全方位顔面偏差値の高い人達に囲まれ、かなり肩身が狭い。
「あ、孝支君何食べたい?好きなの取っちゃっていいよ。」
気を使って優斗君が率先して声をかけてくれた。
俺はとりあえずチキンをもらうことにした。
一口食べてみる。
皮はパリッとしてるのに、お肉はしっとりジューシー。
肉汁も多くあり、美味しい。
店で出してもいいレベルだろう。
これは決してお世辞ではない。
「めっちゃ美味い」
そういうと優斗君は嬉しそうに頬を緩めた。
そういう顔はほんとAとそっくりだ。
時間も進み、みんな満足そうにお腹をさする。
するとおもむろに優斗君が席を立つ。
「ハッピーバースデートゥーユー」
陽気な音楽を歌いながら登場してきた。
手にはロウソクの刺さったケーキがある。
みんなで手拍子しながら、歌う。
歌い終わった後、Aがロウソクの火を消す。
このケーキも優斗君が作ったのだろうか?
多才すぎて怖い。
ケーキも食べ終わり、みんなで雑談でもする。
流石に食べすぎた...。ついつい食べてしまうんだよな。
「あ、俺そろそろおいとましますね。」
家族団欒の邪魔をするのは気が滅入る。
「まだ居てくれてもいいのに」と言ってくれたけど。
玄関までみんなが見送ってくれた。
ドアノブに手をかけるとお母さんが耳元で言った。
「Aの事よろしくね。ちゃんと避妊はするのよ」
....!?
「え!?いや、そういう関係じゃないです!!」
急いで訂正するもお茶目な顔で舌をべって出して笑っている。
『?』
Aが不思議そうに見ているが気にしない。
真っ赤な顔をしながらも家を出た。
ーーーーーーーーーー
『お母さん何言ったの?』
「ふふ、秘密!」
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ハムエッグ(プロフ) - うぐっ・・・・・・!コメントありがとうございます・・・! (2023年1月17日 19時) (レス) id: e9b251311b (このIDを非表示/違反報告)
ひーな(プロフ) - うぐっ……!夢主ちゃんイッケメン…!!! (2023年1月9日 13時) (レス) @page24 id: e6a88033a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハムエッグ | 作成日時:2022年6月26日 18時