イケメン度29% ページ31
菅原side
1位との差はどんどん近づいているが、ゴール目前。
10m、5m...。
そしてゴールテープを切った。
「1位はバレー部だー！」
その言葉に湧き立つ。
(俺も少しはかっこよく見えたかな？)
部員やらクラスのみんなにもみくちゃにされた後、彼女の元へ駆け寄る。
『か、かっこよかったよ。』
(ああああ！！)
そう言いながらはにかむから...。
もう、なんていうかもう！
ずるいよ。A。
ーーーーーーーーーーーーーー
体育祭後、今日は部活がなくてAと一緒に帰る。
ちなみに、一緒に帰るのを明石さんに言ったらすごい恨めしそうな顔で見られた。
ちょっとマウント顔を取ってしまった。許して。
歩きながら今日の感想でも言い合う。
その途中Aの携帯が鳴った。
「いいよ、出て」
気まずそうな顔をしながらも電話に出たA。
『もしもし〜、うん、うん。え！？』
驚きながらも相槌を打つA。
(何話してんだろ。)
電話を切ったAは驚きながらも言った。
『お兄ちゃんが帰ってくるって...。』
Aの兄...。
思わずゴクンと喉を鳴らしてしまう。
帰ってくるのか...。
ーーーーーーーーーー
ひさしぶりに顔を見たいもんで、Aの家に向かう。
向かうと言ってもいえ隣だけどな。
Aの兄である優斗君は妹同様、顔面偏差値が非常に高い。
しかし、あの妹にしてと言うことで。
「あっ、Aちゃん！孝支君きたよ。クッキー焼いたから食べて〜。」
もしAがイケメン系女子というのなら、優斗君は可愛い系男子というとこだろうか。
家に迎えられ優斗君と話す。
社会人になり上京したのだが何年ぶりに会っただろうか。思い出話に花がさく。
ひさしぶりのA家にソワソワしてしまう。
それを見透かされているのか、コソコソ話で優斗君は言った。
今Aは席を外しているが、
「孝支君、それで？Aちゃんとはどうなの？付き合った？」
そんなこと急に言われるから思わずどもってしまう。
「付きっ、付き合ってない！いやその別にそういうんじゃ！？」
優斗君はは自分の人差し指を唇に寄せてしーと言った。
「聞こえちゃうよ！」
うん。あざとい。
じゃなくって！
「やっぱり好きなの？Aちゃんのこと。」
その言葉に俺は顔を真っ赤にして俯くことしかできない。
「無言は肯定ととるよ。さぁ、じっくり話を聞こうかな〜」
兄弟揃ってほんともう、敵いません。
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ハムエッグ(プロフ) - うぐっ･･････！コメントありがとうございます･･･！ (2023年1月17日 19時) (
レス) id: e9b251311b (このIDを非表示/違反報告)
ひーな(プロフ) - うぐっ……！夢主ちゃんイッケメン…！！！ (2023年1月9日 13時) (レス) @page24 id: e6a88033a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハムエッグ | 作成日時：2022年6月26日 18時
