イケメン度23% ページ25
勇気を出して声をかけたものの、正直後悔していた。髪もバッサリ切って、メイクもしている。
こんなの気づく訳ない。
垢抜けても、ネガティブな私は変わらなかった。
目の前がぼやける。涙でだ。
そんな私をじっと見ている。
整った顔立ちが目の前にある。
初めてのドキドキ感。
Aさんが閃いたような顔をして口を開く。
『もしかして海であった子?』
えっ。覚えててくれてたの?
びっくりした私の顔を見て慌てて訂正された。
『あっ違ったよね!ごめんね。』
「い、いえ違くないです!!その海に助けてくれたお礼がしたくて...。」
髪も顔も変わったのに気づいてくれた。
本当に優しいお方だ。
『それより髪切った?似合ってる、かわいいよ。』
そう笑顔で言って下さった。あまりの興奮と衝撃で倒れかかったのは秘密だ。
クラスの人も顔を真っ赤にしている。
やっぱり彼女は神様みたいな人だ。
菅原side
正直驚いた。彼女が海であった子だったなんて。
髪も短くなってるしよく気づいたな...。
それにさらっとイケメン発言してたし、
あの子倒れかかってたよ。
その後顔を真っ赤にしながらも話していた。
どんな話か気になったもんで、聞き耳をたてる。
「えっえと、私の名前は明石かなと言います。た、誕生日は8月6日で...。えとそれですすっきな食べ物は...。」
中学生の最初の英語の授業の和訳みたいな自己紹介みたいだがAは頷きながら話を聞いている。
ぶっちゃけ俺もあの後彼氏とどうなったかとか気になってたから二人に近づく。
いきなり会話に割り込んだから明石さん?だったかな、その人は目が丸くなっていた。
「え、えとあなたはAさんと一緒にいた人!」
うん。絶対忘れられてた。
なんかじゃない方芸人みたいな扱いをされているが気にしない。
昔からこんなもんだ。
大体、
「え?菅原?あぁ真川さんといつも一緒の人ね。」
みたいに覚えられてきた。
まあ昔話は置いといて、俺も軽く自己紹介をする。
色々聞きたかったチャイムがなってしまったため席に戻る。
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ハムエッグ(プロフ) - うぐっ・・・・・・!コメントありがとうございます・・・! (2023年1月17日 19時) (レス) id: e9b251311b (このIDを非表示/違反報告)
ひーな(プロフ) - うぐっ……!夢主ちゃんイッケメン…!!! (2023年1月9日 13時) (レス) @page24 id: e6a88033a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハムエッグ | 作成日時:2022年6月26日 18時