イケメンお兄ちゃんズに愛されすぎて困ってます

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隆二side








「りゅうにぃ…」





風邪をひいた妹の看病をしようと部屋に入ると、思った以上に苦しそうなA。





隆二「ん？どうした？」


「ひとり、さびしかったぁ…」


隆二「そっかそっか。もう俺が来たからひとりじゃないよ」


「うん、ありがと。りゅうにぃ…」





風邪のせいで目はとろん、いつも明るいのに今日は声に力もない。言葉使いもなんかふにゃふにゃしてる。


顔を赤くして、ほんの少し涙をためたAは我が妹ながら、すっごくかわいい。


これ、兄弟じゃなきゃ確実に襲われてるぞ？


あ、臣とか剛典も危険だな。





隆「薬飲んだの？」


「うん、てつやにぃと飲んだ」


隆「じゃあ、寝る？その方が多分楽だよ」


「うん」





3分くらいですーすーって寝息が聞こえてきた。


でも時々苦しそうにうぅ、って言ってる。


Aが苦しんでる姿なんて見たくないのに…


俺が変わってあげたい…。





ガチャ





臣「隆二」


隆「あ、臣」


臣「友達とカラオケいくって言ってなかった？」





臣が言うように今日は友達とカラオケに行く予定だった。


だけど、Aが風邪を引いちゃったし、今日は断ろうと思ってる。





臣「もしかして、断った？」


隆「や、まだ。だけど断ろうと思ってる」


臣「行ってこいよ」


隆「でも…。」


臣「俺いるし。もう少しで剛典も帰ってくるだろ」


隆「ん、…じゃあ、頼んだよ臣」


臣「わかった」





臣に甘えて俺はカラオケに行くことにした。

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