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かき氷のおかげで上がり過ぎた熱も冷め、ゆったりとした気分でこの雰囲気に酔いしれる。
「すっごい楽しみにしてたんだー、今日。」
そう話すと、遼は「オレもー。」と、かき氷をがつがつ食べながらそう返事した。
「部活、ゴメンね？突然辞めたりして。」
直接話してなかったからと謝ると
遼「自分で決めた事なんだろ？謝る事ないよ！」
かき氷から目線を外さないまま、そう言って笑った。
遼はあっけらかんとしているようでしっかりしていて、私の中ではお兄ちゃんの様な存在だった。
喧嘩も出来て何でも言えて、こんな友達が性別を超えて出来たことを感謝している。
ましてやこんな性格の私がここまで心許せる仲間達を見つけられた事は奇跡としかいいようがない。
遼「そろそろ戻ろうか？あいつら干からびてるよ今頃笑」
頷いて立ち上がると、遼が裏道を指差して
遼「近道してこーぜ！」
そう言って足場の悪い道を進んで行った。
さっき買った美幸の分のペットボトルを遼に渡して、転ばない様に慎重に歩く。
少し歩けば神社の社殿が見えてきて、比較的足場が良くなる。
「遼！ちょっと待って？」
先を歩く遼に声をかけて、空いた距離を縮めた。
「早いよ〜！」
遼「ああ！ゴメンゴメン！」
私に駆け寄ると、また手を差し伸べられてそれを躊躇なく掴んだ。
じゃあ行こうかと歩き出そうとした時、社殿の裏から声が聞こえた。
「ねぇ、なんか声しない？」
遼「ほんとだ。誰か居るのかな…。」
自然と小声になる私たち。ゆっくりとその声がする方を覗き込んだ。
『ねぇ、いいでしょう？』
『なぁんでよ？笑』
『分かってるクセにっ！』
遼「西島？！」
突然大きな声を出した遼にビックリする。
西島「ん？ああ？！吉岡？なにしてんのー？」
西島くんは遼を見るや否や、パッと明るい顔をして親しそうに遼の苗字を呼んだ。
遼「それはこっちのセリフだよっ笑 あ、彼女？」
遼は隣にいる大人っぽい女の子に目を移して聞いた。
女性「そうでーす。タカヒロの彼女でーす。笑」
長い髪を掻き分けて、ニタニタと西島くんの腕に絡みつきながら答えた。
それに西島くんはおいおい！と笑いながら返していた。
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Ika2424(プロフ) - てんさん» コメントありがとうございます！2の方ですよね？まだ一話もかけていない状態でして(TT)一話書き終わり次第すぐに全体公開致しますので今しばらくお待ちください(>_<) (2019年4月7日 15時) (
レス) id: 832d371e00 (このIDを非表示/違反報告)
てん - いつも楽しみにしています。恋愛写真のパスワードってどうすればいんですか？ (2019年4月7日 13時) (レス) id: 3758975c70 (このIDを非表示/違反報告)
Ika2424(プロフ) - ふみさん» 心をチクチク刺激する展開ですが、ワクワクしてもらえたらこれ幸いです笑 恋って…難しいですねぇ〜。 (2019年3月23日 23時) (レス) id: 832d371e00 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 心が痛くなるねぇ……この展開。少なからず恋心があったんだろうに…… (2019年3月23日 21時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
Ika2424(プロフ) - 楽しみコメント嬉しい限りですーっ(o^^o)コツコツ進めますっ☆ (2019年3月23日 18時) (レス) id: 832d371e00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ika2424 | 作成日時：2019年3月3日 0時
