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私の問いには答えず、ただひたすら腰を動かし続ける彼に私の気持ちはすっかり冷め上がり、彼を手で押しのけて無理矢理コトを中断させた。
「もう痛いだけだよ…」
痛いのは心…
彼は小さくゴメンと呟いて、ポロポロ泣いた。
下敷きになったしわくちゃのシーツを彼にそっと被せ、落ちたキャミソールと下着を手早くつけた。
「今日も不完全燃焼だったね？笑」
そう言って立ち上がろうとすると腕を掴まれ、後ろを振り返る。
西島「逃げないって言ったじゃん…」
ぎゅっと強く握られる手首に一瞬ドキッとしたが、気を許したらきっと……
きっと全てを許して彼に堕ちてしまうだろう…
それでも…
「離して？」
離さないで…
「もう私に構わないで…」
目を逸らさないで…
「ねえ………、答えてよ」
私のことどう思ってるの………？
感情が定まらなくて、苦しくて…
何も言わずただ泣き続ける彼の隣に腰を下ろし、
殺風景な部屋の天井を意味もなく見つめた。
西島「そばに居て…」
力無く呟いた彼を見るのを躊躇っていると、ゆっくりと私の腰にぎゅっと巻きついてきた。
乱れ髪のまま私の体に顔を埋める姿さえ美しくて、思わず漏れた言葉…
「…ズルいよ………」
初めて触れた彼の髪はサラサラと指からすり抜けて綺麗な顔に降り掛かる。
ゆっくりと目を閉じてその落ちる髪を待つ顔に、私はもう…歯止めが効かなくなったんだ……
上からゆっくり顔を下ろし、彼の唇に自分のを重ねた。
「今だけでいい……恋させて…」
もう一度唇を重ねたら、腰に巻かれた手を優しく解いてグッと引っ張った。
「悪いと思うなら、今だけ本気で愛して…」
彼は起き上がり、私を優しく包み込んだ。
西島「寂しいこと言わないでよ…」
泣き顔の彼は幼くて、無駄に大人になった私の心はキュンと鳴く。
西島「オレがAちゃんのこと好きになったら迷惑？」
まっすぐ向けられた瞳に私はどう見えてるのかな。
「わたし、許してないから……」
西島「死ぬまで許さないで？どんな形でもいい。オレを忘れないでいて…。」
触れている部分が熱を帯びて、彼の体温が私に伝わる。
「忘れられる訳…ないでしょ…」
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Ika2424(プロフ) - てんさん» コメントありがとうございます！2の方ですよね？まだ一話もかけていない状態でして(TT)一話書き終わり次第すぐに全体公開致しますので今しばらくお待ちください(>_<) (2019年4月7日 15時) (
レス) id: 832d371e00 (このIDを非表示/違反報告)
てん - いつも楽しみにしています。恋愛写真のパスワードってどうすればいんですか？ (2019年4月7日 13時) (レス) id: 3758975c70 (このIDを非表示/違反報告)
Ika2424(プロフ) - ふみさん» 心をチクチク刺激する展開ですが、ワクワクしてもらえたらこれ幸いです笑 恋って…難しいですねぇ〜。 (2019年3月23日 23時) (レス) id: 832d371e00 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 心が痛くなるねぇ……この展開。少なからず恋心があったんだろうに…… (2019年3月23日 21時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
Ika2424(プロフ) - 楽しみコメント嬉しい限りですーっ(o^^o)コツコツ進めますっ☆ (2019年3月23日 18時) (レス) id: 832d371e00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ika2424 | 作成日時：2019年3月3日 0時
