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ビジネスホテルの浴室はとても狭くて、のぼせた気持ちをクールダウンさせるにはもってこいの場所だった。






シャワーをひねって一気に頭からお湯をかぶり、







パパッと洗って出てから気が付いた…







「全部取れた……」






男の人とこんな場所に来るのも、こんなシチュエーションになったことも生まれてこのかた一度もない私は、家にいる感覚で化粧を全て洗い流してしまい、すっかりすっぴんの状態になっていた。







「どうしよう…普通、こうゆう時どうするんだ?」







動揺と恥ずかしさで冷や汗が流れた。







とりあえず置いてあったガウンに着替えて、髪を乾かしながらすっぴんの自分と睨めっこした。







「別に…友達なんだから…意識しすぎだよね。」







大丈夫と自分に言い聞かせて西島くんのいる所へ戻った。







西島「早かったね!てか、しっかり宿泊客じゃん笑 」






私の姿をみてケラケラと笑いながらそう言われ、恥ずかしさから俯いてソファーに腰掛けた。







「普通にシャワー浴びちゃったから…」








西島「うんうん、いいと思うよ笑 スッキリしたでしょう笑」







「スッキリはしたけど…笑」








西島「よし、じゃあこっちおいでよ。」








ベッドに座ってる彼は私に手招きをした。








その意味がわからない私はソファーから動けずにそれをじっと見ていたら、







西島「こっちにおいでってば!」







もう一度強く言われて、拒めずに彼の隣に遠慮がちに座った。







西島「ほんとに全部落としたんだねぇ笑 でもすっぴんのがずっと可愛い。」







彼の手が私の顔に触れた。







驚き過ぎて彼を見つめたままでいると顔が近付いてくる。






訳も分からずに今起きている事に身を委ねていると、鼻先が触れた。






西島「目くらい閉じなさい。」







素直に閉じると唇に柔らかい感触を感じた。








人って、理解不能な事が起きると何の感情も湧かないんじゃないのかなって位にその時の私の心は無で、






頭も、身体も私じゃないみたいに空っぽだった。







慣れた手つきで電気を消した彼は…








座っていた私を押し倒して、さっきとは裏腹に乱暴に唇を奪った。






私は為す術も無く、されるがままの状態だった。







それが嫌とか嫌じゃないとか、そんなことよりも







彼が何故こんな事をしているのかが不思議で堪らなかった。






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Ika2424(プロフ) - てんさん» コメントありがとうございます!2の方ですよね?まだ一話もかけていない状態でして(TT)一話書き終わり次第すぐに全体公開致しますので今しばらくお待ちください(>_<) (2019年4月7日 15時) (レス) id: 832d371e00 (このIDを非表示/違反報告)
てん - いつも楽しみにしています。恋愛写真のパスワードってどうすればいんですか? (2019年4月7日 13時) (レス) id: 3758975c70 (このIDを非表示/違反報告)
Ika2424(プロフ) - ふみさん» 心をチクチク刺激する展開ですが、ワクワクしてもらえたらこれ幸いです笑 恋って…難しいですねぇ〜。 (2019年3月23日 23時) (レス) id: 832d371e00 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 心が痛くなるねぇ……この展開。少なからず恋心があったんだろうに…… (2019年3月23日 21時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
Ika2424(プロフ) - 楽しみコメント嬉しい限りですーっ(o^^o)コツコツ進めますっ☆ (2019年3月23日 18時) (レス) id: 832d371e00 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ika2424 | 作成日時:2019年3月3日 0時

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