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「はぁ…。」
無意識に出たため息。曖昧な返事にあからさまにムッとした。
私と二人きりの時の彼は好きだけど、女の子の気持ちを弄ぶような態度をとる彼は大嫌いだ。
西島「どれを見たのかなぁ笑 ありすぎてわかんねぇや笑 まず、特定の彼女は居ないよ〜。」
「特定のって…！！」
彼が私に前言った、”真面目にしててつまんなくないの？”って言葉を思い出す。彼にとっては恋愛も例外ではないのかな…。嫌な気持ちがさらに増していく。
西島「俺、恋愛してる暇ないんだ。夢叶えたいから。だから好きな子なんて作る気無くてね。Aちゃんがなにを見てそう思ったのかは分からないけど、彼女達はそれをちゃんと解ってて側にいるんだよ。俺から何かすることはないよ？って変な話だな笑」
「最後だから特別だよ？」と、彼は色々話してくれた。引っ越してくる前の話や家族の話、仲のいい友達の話や好きな食べ物、嫌いな食べ物…
そして、夢の話…
西島「実は学校の誰にも話してないんだ。学校の中で知ってるのは先生だけ。で、今からAちゃんに話すから先生とAちゃんだけの秘密になる。」
「はい…。」
西島「俺、歌手になるんだ。だから学校辞めて東京に行くの。売れる保証はないけど、絶対売れるつもりでいる。だから、俺のこと覚えてて？」
自信満々に言い放つ彼に、私は感動してしまった。
「西島くんならなれるよ、凄い歌手に！だって私、あんなに綺麗に歌を歌う人見たことがないもん。」
感情的になり過ぎてぽろっと隠していた事を口走る。
西島「…んっ？！」
眉間にシワを寄せて私をみた。
「えっと……あの、ね…。」
西島「…ねぇ、もしかして、チワワ飼ってる？」
「…はい、飼ってます…。」
それを聞いて、「参ったなぁ笑」と恥ずかしそうに笑った。
「コソコソ逃げて、黙っててごめんなさい…。でも誰にも話してないから…。」
咄嗟にそういうと
西島「Aちゃんで良かった。」
と、よく分からない言い方をされたけど、その言葉が嬉しくって深く追求するのはやめた。
「ハクシュン！」
堪えていたクシャミがとうとう出てしまい、恥ずかしくなって手で口を抑えたまま彼を見た。
西島「寒いよな、そろそろ学校行こうか？」
冬晴れの今日の空は透き通るような青空だった。
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Ika2424(プロフ) - てんさん» コメントありがとうございます！2の方ですよね？まだ一話もかけていない状態でして(TT)一話書き終わり次第すぐに全体公開致しますので今しばらくお待ちください(>_<) (2019年4月7日 15時) (
レス) id: 832d371e00 (このIDを非表示/違反報告)
てん - いつも楽しみにしています。恋愛写真のパスワードってどうすればいんですか？ (2019年4月7日 13時) (レス) id: 3758975c70 (このIDを非表示/違反報告)
Ika2424(プロフ) - ふみさん» 心をチクチク刺激する展開ですが、ワクワクしてもらえたらこれ幸いです笑 恋って…難しいですねぇ〜。 (2019年3月23日 23時) (レス) id: 832d371e00 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 心が痛くなるねぇ……この展開。少なからず恋心があったんだろうに…… (2019年3月23日 21時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
Ika2424(プロフ) - 楽しみコメント嬉しい限りですーっ(o^^o)コツコツ進めますっ☆ (2019年3月23日 18時) (レス) id: 832d371e00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ika2424 | 作成日時：2019年3月3日 0時
