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少し離れて歩きながら、彼をチラっと見る。
「どこ目指してるの？」
さっきから迷いなく歩き進める彼に話しかけた。
西島「公園！」
すぐにピンと来た。私が夏休みに彼を見かけた家の近くの公園だろう。
こんな家のそばを駅とは逆に歩いているのを親に見つかったら…そう思うと少しドキドキしたけど、
それ以上に大好きな人と過ごしている時間のドキドキの方が遥かに上回り、バカな私はひとり浮かれていた。
西島「スッゲー広い公園でさぁー…」
「亀が日向ぼっこしてて、癒されるよねー。」
西島「しってんの？！」
驚いた顔をしてこちらを見た。
「知ってるよ！この辺で一番大きな公園だもん。そういえば西島くんって家どの辺りなの？」
西島「実は俺、高校入って越してきたんだよ！だから全然土地勘なくってさぁ。確かにあんだけ大きい公園なら地元の人なら知ってて当然だよなぁ笑」
ハハッと笑いながら縁石にひょいっと上がると、よろめく事なくタッタッとその上をテンポ良く歩いた。
西島「しかし、Aちゃんから遅刻しようなんてどういう風の吹き回し？笑」
クルッと振り返り問われる。
「いつも真面目にしててつまんないから、西島くんと最後の思い出作りしようかなって笑」
笑って誤魔化してみたけど、自分で言って自分で泣きそうになってる。最後なんて思いたくないのに…
西島「そう言われると少し悲しくなっちゃうじゃん。」
公園に着いて、ゆっくり池の周りを歩きながら話し始める。
「ありがとうございます、だよ。西島くんと出会ってなかったらこんな事一生しなかったと思う。」
西島「ダメだよ〜、悪の道に引きずり込んだのに感謝しちゃ笑 でもたまにはね、肩の力抜いてもバチは当たらないと思うよ、多分ね笑」
ゆったりと流れる時間。ベンチに腰掛けて聞きたいことをここぞとばかりに聞いた。
「西島くんて、彼女がいっぱいいるの？」
一番気になっている事をストレートに聞く。もう…最後だから…と。
西島「あははははっ笑 Aちゃん！すごい事言うねぇ笑」
ケタケタ笑う西島くんに真顔でこう続けた。
「否定しないって事は間違ってないの？」
西島「さて、どうでしょう笑」
彼は意地悪く笑った。
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Ika2424(プロフ) - てんさん» コメントありがとうございます！2の方ですよね？まだ一話もかけていない状態でして(TT)一話書き終わり次第すぐに全体公開致しますので今しばらくお待ちください(>_<) (2019年4月7日 15時) (
レス) id: 832d371e00 (このIDを非表示/違反報告)
てん - いつも楽しみにしています。恋愛写真のパスワードってどうすればいんですか？ (2019年4月7日 13時) (レス) id: 3758975c70 (このIDを非表示/違反報告)
Ika2424(プロフ) - ふみさん» 心をチクチク刺激する展開ですが、ワクワクしてもらえたらこれ幸いです笑 恋って…難しいですねぇ〜。 (2019年3月23日 23時) (レス) id: 832d371e00 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 心が痛くなるねぇ……この展開。少なからず恋心があったんだろうに…… (2019年3月23日 21時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
Ika2424(プロフ) - 楽しみコメント嬉しい限りですーっ(o^^o)コツコツ進めますっ☆ (2019年3月23日 18時) (レス) id: 832d371e00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ika2424 | 作成日時：2019年3月3日 0時
