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遼「倉庫じゃない？」
適当な事言って…と言うと、
遼「だって少し開いてるから、扉。」
そこを指差して、歩き出した。
ギィッ…
少し覗き込んだ後、中に消えた遼を追いかけて中に入るとやっぱり誰もいなくて落胆した。
「ねー、ほんとに体育館って言ったのー？」
体育倉庫の小さな窓から外を覗き込み、遼に聞いた。
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一瞬、何が起きたか分からなかった。
突然背後に影を感じて、
身動きが取れなくなった事だけは分かった。
「ちょ……！り、りょう…？何、してんの？！」
遼は私を後ろから物凄い力で抱きしめて、暫くの間何も答えなかった。
「ね、ねえ！遼！！」
怖くなり、声が震えた。
遼「好きなんだ。ずっと前から。」
そのままの形で突然された告白。
驚き過ぎて返事が出来ないでいるといきなり拘束が解かれ、前を向かされた。
真っ直ぐ私を見つめて、私の答えを待っていた。
「え…っと、私……、えっと…。」
私の悪いところが顔を出す。私がいまここで遼を振ってしまったらもう四人では遊べなくなってしまうだろう。
それに振ったら遼はどれだけ傷付くだろうか。
もじもじとしている間に時間が少しずつ過ぎて行く…
するといきなり前からガバッと抱きしめられ、その勢いで後ろに積んであったマットに倒れ、遼が私に覆い被さる形になった。
「えっ！？」
真剣な遼の顔が少しずつ私に近づいて来た。
私は…
もう、どうにでもなれと半ば諦め、強く目を閉じた。
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ガラガラガラ……
突然倉庫の戸が開く音がして、遼の動きが止まった。
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『あー、ジャマしちゃった！ごめんっ！』
その声の主は見なくても分かった。
「に、しじまくん…。」
しかも、その後ろには美幸が居て…
転んだ拍子にたくし上がったスカートの裾が太腿を露わにしていた。
遼「い、いや、何もしてないんだけどな…？」
遼はパッと立ち上がり、西島くん達の方に体を向けた。
美幸「A……。」
美幸が哀しそうな顔をして私を見ていた。
私は…
片思いの彼に見られたショックで無意識のうちに涙を流していた。
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Ika2424(プロフ) - てんさん» コメントありがとうございます！2の方ですよね？まだ一話もかけていない状態でして(TT)一話書き終わり次第すぐに全体公開致しますので今しばらくお待ちください(>_<) (2019年4月7日 15時) (
レス) id: 832d371e00 (このIDを非表示/違反報告)
てん - いつも楽しみにしています。恋愛写真のパスワードってどうすればいんですか？ (2019年4月7日 13時) (レス) id: 3758975c70 (このIDを非表示/違反報告)
Ika2424(プロフ) - ふみさん» 心をチクチク刺激する展開ですが、ワクワクしてもらえたらこれ幸いです笑 恋って…難しいですねぇ〜。 (2019年3月23日 23時) (レス) id: 832d371e00 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 心が痛くなるねぇ……この展開。少なからず恋心があったんだろうに…… (2019年3月23日 21時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
Ika2424(プロフ) - 楽しみコメント嬉しい限りですーっ(o^^o)コツコツ進めますっ☆ (2019年3月23日 18時) (レス) id: 832d371e00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ika2424 | 作成日時：2019年3月3日 0時
