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とっても気まずい。





いつもの通学ルートがやたらと長く感じる…






私達の接点なんて何一つないのに、この状況は苦しい…






花火大会で会ったことだってきっと彼は覚えてはいないだろう。






俯き加減で歩いていると彼が突然話しかけてきた。







西島「なんか、下に落ちてるの?」







カァッと顔が熱くなる。







「あのっ、いや、何にも落ちてない、です。」







顔を上げてチラッと横を見ると







西島「うん、ちゃんと前見てないとまた転んじゃうよ?笑」






そう言って笑顔を私に向けた。







花火大会の時に会ったことを思い出す。






あんなに色っぽい女性相手に、1ミリたりとも動じない様子だった彼。






きっとたくさんの女性を相手にして来たんだ。







だから私とこうして並んで歩く事だってなんとも思ってはいなくて、






学校に着いて、じゃあねと別れたら







もう私の事なんて綺麗さっぱり忘れてしまうだろう。







そう思ったら、何だか緊張が緩んだ。







「寒いですね。」






どうでもいい事を口走る。







西島「そうだねぇ〜。」







ま、その返事が妥当だろう。








「うちの学校の生徒、全然居ないですね、今日。」








西島「駅でゴタゴタしてたからね俺たち。出遅れたんだよ。」






周りを見渡しても他の生徒が全然見当たらなくて、少し焦り出す。







そう言えば、時間見てなかった…。ポケットに入った携帯を取り出して声を上げる。







「ああーっ!!遅刻っ!!」






自分が思っていたよりも随分と時間が過ぎていて、どうしようと慌てふためく。






「走りますか?!」






それでも間に合わないだろうが、呑気に歩いてる訳にもいかず、彼に問いかけた。







西島「えぇ?やだよ!遅刻でいいよ。」







全くあわてる様子もなく、近くの自販機で呑気にホットコーヒーを買い出した。







「良くないですよ!行きましょう!まだ間に合うかもしれないから。」







西島「たまにはいいじゃん?キミ、真面目そうだからたまには息抜きに遅刻してみなよ。」







カチンと缶コーヒーの蓋をあけて、「ちょっと飲む?」と差し出して来た。






それを受け取り空いた缶の口を見つめた。






「でも……。」







西島「1日くらい遅刻したって怒られたりしないって!俺が保証する!」





自信満々にそんなことを言われたら、もう従うしかなかった…




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Ika2424(プロフ) - てんさん» コメントありがとうございます!2の方ですよね?まだ一話もかけていない状態でして(TT)一話書き終わり次第すぐに全体公開致しますので今しばらくお待ちください(>_<) (2019年4月7日 15時) (レス) id: 832d371e00 (このIDを非表示/違反報告)
てん - いつも楽しみにしています。恋愛写真のパスワードってどうすればいんですか? (2019年4月7日 13時) (レス) id: 3758975c70 (このIDを非表示/違反報告)
Ika2424(プロフ) - ふみさん» 心をチクチク刺激する展開ですが、ワクワクしてもらえたらこれ幸いです笑 恋って…難しいですねぇ〜。 (2019年3月23日 23時) (レス) id: 832d371e00 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 心が痛くなるねぇ……この展開。少なからず恋心があったんだろうに…… (2019年3月23日 21時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
Ika2424(プロフ) - 楽しみコメント嬉しい限りですーっ(o^^o)コツコツ進めますっ☆ (2019年3月23日 18時) (レス) id: 832d371e00 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ika2424 | 作成日時:2019年3月3日 0時

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