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美月side
今回、新曲のMV撮影で来ているこの地は本当に寒くて
スタッフ「雪降ってもおかしくないよね…」
と、皆あちこちで話していた。
毎日大荷物を車に押し込み、朝早くから夜遅くまで皆慌ただしく動いていた。
衣装も何パターンもあり、それに合わせてメイクや髪型も何度も変える。
女性ほど大変ではないだろうと高を括っていたが、それは大きな間違いだったと身をもって知る…
西島さんは幾度となくスタッフとぶつかり、撮影は何度も中断した。
天候の変わりやすい場所だった為に、天気にも振り回され、撮影終了の予定日数はあっという間に過ぎて行った。
しかしそれを誰も気にする様子がない辺り、
いつものこと なのだろう。
この仕事を受けるときにマネージャーさんが言っていたことの意味が今回よく分かった。
撮影も終盤に差し掛かり、今日スムーズにいけば終わるだろうところまで来た。
みんな気合いも入り、ほどよい緊張感が皆を包んでいた。
西島「あと少し、みんなで頑張って最高の物を作り上げましょう！よろしくお願いします！」
西島さんの掛け声で更に一体感が出る。
今日はここに来て1番の寒さで、風が吹きつけるたびに指の先が痛んだ。
強い北風が一つふいて、西島さんの髪を乱す。
「直し、入ります。」
小走りで駆け寄り、髪を直す。前髪に触れた時、おでこに指が当たってしまった。
「あ、すみません！」
そう言って下がろうとすると突然パッとわたしの右手をとる西島さん
そしてぎゅっと握って、反対の手に持った物をわたしに強く握らせた。
西島「冷たい手。これ、握っときな。」
見ると使い捨てカイロだった。
「あったかい…ありがとうございます。」
西島「あと少し、よろしくね。」
完全に仕事モードの彼は目がくらむほど格好良くて、ギラギラと光を放って見えた。
朝早くから始まった撮影は夕方には終了し、完成したMVを見返しながら個々で労いの言葉をかけ合い、安堵の表情を浮かべていた。
西島「みなさんのおかげで最高の物が出来ましたあ！本当にありがとうございましたー！」
そう言って深々と頭を下げる彼にスタッフ達の拍手が鳴りやまない。
彼がどれほど愛されているのかがよくわかる光景だった。
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Ika2424(プロフ) - あきさん» コメントとても嬉しいです！そして最後まで読んで頂けたなんて、更に嬉しいです！！ありがとうございます(*^o^*)また新しい作品を書く励みになりました！感謝です！ (2019年3月3日 22時) (
レス) id: 832d371e00 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 今日あれから全部読ませていただきました。ああこの名前じゃなかったらダメだと思いました。言葉の表現が好きでした。 (2019年3月3日 22時) (レス) id: 14702f8eae (このIDを非表示/違反報告)
Ika2424(プロフ) - あきさん» コメントありがとうございます☆お名前変換ですが、こちらの話と登場人物の名前を少しリンクさせて作ってありますのでこのままご覧頂けたらと思います！次作は変換出来るものをと思っております！ご希望に添えず申し訳ありません！！ (2019年3月3日 19時) (レス) id: 832d371e00 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 名前変えれるようにしてください (2019年3月3日 16時) (レス) id: 14702f8eae (このIDを非表示/違反報告)
Ika2424(プロフ) - ゆりかさん» ありがとうございます！私の妄想にお付き合い頂き感謝で一杯です！完結まで頑張りますね(o^^o) (2018年11月30日 0時) (レス) id: 7d78c78304 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ika2424 | 作成日時：2018年11月10日 1時
