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西島side
担当のヘアメイクが産休に入り、今日は新しいヘアメイクに会う日。もう何人名だろうか…
マネージャー「あんまりいじめないで下さいよ？みんなすぐ辞めてっちゃって、人探すの大変なんですからー…。」
西「いじめてるつもりは毛頭無いんだけど？もう少し、まともな子はいないワケ？逆に 」
イマドキの子は本当に根性無しで参る。
お金が発生する以上、それだけの覚悟で来ていただかないと話にならない。
マネ「多分もうすぐ来るからね？頼みますよ。ねっ？」
そういって慌ただしく楽屋を出るマネージャーと入れ違いで
コンコン…
彼女はやって来た。
人見知りな俺は、目一杯それを隠して平然を装う。
西「…どうぞ」
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対して興味のないスマホに目を落として、ちらっと彼女の出で立ちを確認する。
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今まで来たヘアメイクの子たちとの違いにびっくりして、気づかれないように二度見する。
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随分と目が悪いのだろう。度のキツそうな洒落っ気のない瓶底眼鏡に、顔半分をしっかり覆い隠すような大きなマスク。
ひとつにまとめられた髪に真っ白のワイシャツ、黒のスキニー姿。化粧っ気もなくて、にこりとも笑っていない顔はもはや不気味でもあった。
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…いよいよ本当に誰も居なくなって、とんでもない子ぶち込んできやがったな…
マネージャーに一抹の怒りを覚えつつ、取り敢えずは仕方がないのでお願いする。
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西「よろしくお願いします。だいたいの事は聞いてますよね？イメージとか…」
田中「引き継ぎはしていただいているので大丈夫です。気に入らない箇所ありましたら言ってください。じゃあ始めさせていただきます、失礼します。」
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無駄話一切なしの、拷問のような時間…
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ただ、とてつもなく手際がよくてびっくりさせられた。
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ファンデをのせる手がとても優しくて…
眉に触れる指先が繊細で…
髪に触れられた感触が心地よすぎて…
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連日徹夜のような生活の俺は一瞬で眠りに落ちた…
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小気味いいリズムで肩を叩かれて、目を開けるとすでにセットは終わっていた。
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Ika2424(プロフ) - あきさん» コメントとても嬉しいです！そして最後まで読んで頂けたなんて、更に嬉しいです！！ありがとうございます(*^o^*)また新しい作品を書く励みになりました！感謝です！ (2019年3月3日 22時) (
レス) id: 832d371e00 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 今日あれから全部読ませていただきました。ああこの名前じゃなかったらダメだと思いました。言葉の表現が好きでした。 (2019年3月3日 22時) (レス) id: 14702f8eae (このIDを非表示/違反報告)
Ika2424(プロフ) - あきさん» コメントありがとうございます☆お名前変換ですが、こちらの話と登場人物の名前を少しリンクさせて作ってありますのでこのままご覧頂けたらと思います！次作は変換出来るものをと思っております！ご希望に添えず申し訳ありません！！ (2019年3月3日 19時) (レス) id: 832d371e00 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 名前変えれるようにしてください (2019年3月3日 16時) (レス) id: 14702f8eae (このIDを非表示/違反報告)
Ika2424(プロフ) - ゆりかさん» ありがとうございます！私の妄想にお付き合い頂き感謝で一杯です！完結まで頑張りますね(o^^o) (2018年11月30日 0時) (レス) id: 7d78c78304 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ika2424 | 作成日時：2018年11月10日 1時
