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基本的に女性のヘアメイクを担当することが多い私は
いざこざを目の当たりにする事も多かった。
モデルや女優、アイドルやミュージシャン。ジャンルはバラバラだけれど、女性はとても難しい。
女社会には、嫉妬や憎悪があちらこちらに点在して、愚痴をよく聞かされるものだ。
そんな彼女達はわたしのような人間をとても慕ってくれる。
田中さん！可愛い！田中さん！大好き！田中さんなら信頼出来る！……と。
心にもないことを山程投げかけて、こんな私をもてはやす。
彼女たちは自分よりも下のものには惜しげも無い愛情をくれるのだ。
でも私はそれをなんとも思ったりしない。
そもそも私が圭にしていることと同じだから…私がどうこう思うのはお門違いなのだ。
pull…
上司からだった。
「はい、田中です。…はい、分かりました。」
またたんまりと愚痴を抱えたモデルからの指名が入った。
どんな私情を挟まれようが、わたしはこの仕事が大好きで…
指名をくれた彼女の美しさを思い浮かべてはまた胸がドクンと高鳴るのだった。
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AAAの仕事が終わり、お疲れ様でしたとスタッフに声掛けをして帰ろうとした時、後ろから声をかけられた。
西島さんのマネージャーさんだった。
マネ「田中さん、すみません。少しお時間良いですか？」
はい、と答えるとスタジオの隅に誘導された。
マネ「西島のヘアメイクの件なのですが。本人の希望で、前の専属の産休が終わるまで田中さんにお願いしたいとの要望があって…」
申し訳なさそうに話を続ける。
マネ「ご存知の通りあの性格ですので、もしお受けしていただいた場合、色々と大変なスケジュールで動いてもらうことにもなってしまうかと思うんです。一応、田中さんの会社の方には承諾を得ております。あとは田中さんのご意思にお任せします、との事でした。」
そこまで言い終わるとお金の話が始まって、
マネ「どうでしょうか？前向きにご検討頂けませんか？」
と、まっすぐ訴えかけられた。
「…少し、お時間頂けますか？」
そう告げると
もちろん！と明るく頷いて、よろしくお願い致します。と名刺を一枚置いて慌ただしく去っていった。
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Ika2424(プロフ) - あきさん» コメントとても嬉しいです！そして最後まで読んで頂けたなんて、更に嬉しいです！！ありがとうございます(*^o^*)また新しい作品を書く励みになりました！感謝です！ (2019年3月3日 22時) (
レス) id: 832d371e00 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 今日あれから全部読ませていただきました。ああこの名前じゃなかったらダメだと思いました。言葉の表現が好きでした。 (2019年3月3日 22時) (レス) id: 14702f8eae (このIDを非表示/違反報告)
Ika2424(プロフ) - あきさん» コメントありがとうございます☆お名前変換ですが、こちらの話と登場人物の名前を少しリンクさせて作ってありますのでこのままご覧頂けたらと思います！次作は変換出来るものをと思っております！ご希望に添えず申し訳ありません！！ (2019年3月3日 19時) (レス) id: 832d371e00 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 名前変えれるようにしてください (2019年3月3日 16時) (レス) id: 14702f8eae (このIDを非表示/違反報告)
Ika2424(プロフ) - ゆりかさん» ありがとうございます！私の妄想にお付き合い頂き感謝で一杯です！完結まで頑張りますね(o^^o) (2018年11月30日 0時) (レス) id: 7d78c78304 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ika2424 | 作成日時：2018年11月10日 1時
