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つづき ページ7

家の鍵を捻ると開いていた。間違いない、睦月くんがいる。
ドアを開けると、料理の匂い。睦月くんは家に来た時にいつも帰りが遅い私の代わりにご飯を作って待っている。

「おかえり!A!」

ぎゅーっと睦月くんに抱きしめられる。歳は6つも下なのに身長は少し見上げるほど高い。

「ただいま、睦月くん。今日もお料理ありがとう。」
「えへへ、Aに食べてもらうためなら頑張って作っちゃうよ〜」

思ったけど、睦月くんはスキンシップが激しい。抱きしめるのもそうだけど隣に座ってる時もピッタリ引っ付いてくる。可愛いけど、少し恥ずかしい。

「もうご飯できてるよ。食べよ?」
「うん、ありがとう。」

私は、ご飯を食べている時にそれとなくさっきの話を聞いてみた。

「柚希さんから聞いたんだけど、最近睦月くんって寝ないように頑張ってるんだね。」
「うん。しっかり受けてるよ〜」
「……あの、さ。それって、私の勘違いじゃなかったら私がこの間ほめたから……?あ、いや、勘違いだったら申し訳ないんだけ……」
「A。」

名前を呼ばれてふと顔を上げる。向かいにはすごく真剣な顔をした睦月くん。
持っていた箸を置いて、私の隣に歩いてきた。

「……ねぇ、いつになったら気づいてくれるの?」
「え……何、に……?」
「……昔から、ほんとに鈍感。そんな所も可愛くて好きだよ。」
「……え!?す、す……!?」

あまりにもサラッと言われた爆弾発言に体が硬直した。そんな私に構わず睦月くんは続けた。

「ほんとに昔から、俺はあなたのことが好きなんだよ?だから、あなたに少しでも気づいて貰えるように褒めてくれた料理もいつも作ってるし、授業中に寝ないように頑張ってるし、アイチュウとしても……ねぇ、そろそろ好きって言ってくれないと俺……寂しいよ。」
「睦月、くん……」
「幼なじみだから、とか歳が離れてるからとか……俺にはそんなの関係ないよ?俺はあなたが好き。Aが好きなんだよ。Aじゃなきゃダメ。……ねぇ、分かってくれた?」

ああどうしよう。顔が熱い。どうやって返事しよう。……なんて、分かっているけど。

「……もう1回言うね?俺はあなたが好き。……Aは、俺のことが好き?」
「私はーーー」

目の前にいる暖かい体温に包まれるまで、あと10秒。

あなたはずっと俺だけの【枢木睦月】*ヤンデレ→←あまえんぼの男の子【枢木睦月】



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時雨(プロフ) - 返信が遅れてしまいすみません…!自己満足の塊を褒めていただけて嬉しいです!また、リクエストありがとうございます!朔空くんですね!必ず書きますのでお待ちください! (2020年12月2日 0時) (レス) id: d684e24860 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - お話読ませていただきました!とても素敵な内容ですね!よろしければリクエストで 麗 朔空くんのお話を書いていただけないでしょうか…?ご検討の方よろしくお願いいたします! (2020年11月23日 0時) (レス) id: 3121e4924c (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - あんこ玉さん» 見て下さりありがとうございます!アイチュウの短編集少ないので書いちゃいました……!推しばっかり書いてますがリクエストも受け付けているので何かあれば気軽に言ってくださいね! (2020年9月13日 21時) (レス) id: d684e24860 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ玉(プロフ) - わぁ、!!アイチュウの短編集だ!とっても面白いです!!更新頑張ってください!! (2020年8月20日 3時) (レス) id: d746c6a26c (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - あいす(あづき)さん» こちらこそとんでもない自己満作品を好きと言っていただけて嬉しいです!更新頑張ります! (2020年7月26日 19時) (レス) id: d684e24860 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:時雨 | 作成日時:2020年7月22日 0時

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