息抜き俺得短編集2【アイ★チュウ】

(リク)ドキドキしないの【麗朔空】 ページ18

幼なじみは今日も今日とて大好きなアイドルに夢中。まあいわゆるリアコ勢というか、なんというか……

正しくは、今はアイドルじゃないんだけどね。その人……柚希さんは、私が無理やり(黒羽目当てで)連れていったライブで朔空が出会った彼いわくの「女神」。そんで見事にドルオタ入りを果たした朔空は、みるみるうちに私よりもヤバいドルオタになっていった。リアコは当たり前、ファンサ受けたらすんごい興奮して私に話してきたり。

「……ってことがあったんですよ、柚希さん。」
「朔空くんもすごいね……それだけAさんを信用してるってことかな？」
「……まあ、幼なじみなんで信用されてないとそれはそれでしんどいですかね。」
「あはは、そうかもね。」
「というか柚希さんも迷惑なら言った方がいいですよ……」

今日も影から君を見てる。というか、ずっと昔からね。確かにプロデューサーちゃんが大好きでアイドルになろうとしたのは間違いない。リアコなのも。……でも、プロデューサーちゃんの隣はドキドキするから好き。Aの隣でいてもドキドキしない。……だけど、なんでかそっちのが落ち着くし……好きなんだよね。俺の一番がプロデューサーちゃんじゃなくてAっていうのはちょっと腹立つけどね。でも、それは曲げようのない事実だったり。

「……でさ。朔空？そこにいるんだよね。まーたストーキングして……」
「……だって、プロデューサーちゃんのいる所には俺がいつでもいてあげなきゃね！」

嘘。ううん、半分本当だけど。プロデューサーちゃんがいるところにはいたいけど……それよりも、Aのいる所にいたい。今更口に出すのはちょっと怖いけど。……A。俺を置いて結婚なんてしたら許さないよ？

リクエストありがとうございました！朔空くん初めてなので解釈違いあったら殴ってください……( ；∀；)

愛情大暴走【枢木睦月】→←つづき

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す