息抜き俺得短編集2【アイ★チュウ】

つづき ページ17

「だから、Aと俺と皐月の3人の新婚生活でも考えとかないと〜。ベッドは3人で寝れるサイズがいいよね？あとあと、机とかも……」
「だ、だから結婚するとしても来年以降になるわけだし、そもそも2人ともアイドルだし……」
「アイドルが結婚しちゃダメなわけ？」
「その辺は暗黙の了解というか……！」

なんだろう、この2人はそこまでして結婚したいの？というか3人で結婚ってだけでかなり異色なのにそれをアイドルがやるっていう……それはかなりスキャンダルになるんじゃないの？というか、そんなことした次の日の私の命が危ういまであるかもしれない。
それを2人に説明したら、ぶすくれてしまった。

「むぅ、でも俺Aと結婚したいもん……」
「オレもー。というか今更片っぽだけとAが結婚とかも許せないし！」
「いやまぁ、その辺は私も概ね同意するけど……」

ぷーっと膨れてしまった睦月くんは、代わりにと言わんばかりに私に抱きつく。

「ふふ、でも今日はAをプレゼントにもらうって決めたから〜！」
「いししっ、オレも！Aがオレたちの誕生日プレゼントだし！」
「……そんなに喜ぶ事かな」

にこにこ。睦月くんも皐月くんも大変ご満悦の様子で。

「ケーキ食べ終わったらソファーでイチャイチャして、その後は3人でお風呂入って〜」
「で、3人でベッドでイチャイチャすんの！」
「……寝るだけよね？」
「なーに言ってんの？恋人同士がベッドでやることって……1つしかないじゃん？」
「ふふふ、今夜は寝かせないよ……なんてね。」

一気にアダルトな雰囲気にされてあまりにも恥ずかしい。私は恥ずかしさを逃がすためにも目の前のケーキを黙々と食べる。ほろ苦いチョコレートの味。多分、これから先私たちを待つ物は甘いものばかりじゃない。世間一般的にも普通じゃない私たちは、肩身が狭いかもしれない。でも、それでも私たちは3人でいたい。来年も、再来年も、その次の誕生日も3人で祝いたいから。

「……おめでとう、2人とも。」
「……ふふっ、ありがとう。Aこれからもずっと一緒だからね。」
「オレとAと睦月の3人だったらぜーったい幸せになれるし！」


大遅刻申し訳なかったです！多忙を極めておりまして……！
今回は3人カップルのお話でした。お花見皐月くんGRのセリフでも3人で結婚とかいうワードがでてたのでそれも意識したり……
来年も祝わせてねー！

(リク)ドキドキしないの【麗朔空】→←3人でずうっと【双子誕生日(大遅刻)】

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