ep7 ページ7
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「にしても災難だったね」
「だね、朝から変な奴に「好きでしょ」って言われるし」
「…これもしかして一生言われる？」
「いや言うでしょ。一生にあるかないかの話だし」
持って帰ってきた教科書に自分の名前を書き込む、
という作業を永遠に繰り返す。
途中で頭がおかしくなりそうになるが、
ジョングクくんとの会話で頭を紛らわせる。
「…オレ的には結構心当たりあるけど」
「えぇ、いつ？」
「覚えてない絶対。Aさんって脳みそ小さいじゃん？」
「なんで君ってちょくちょくディスりも挟むの？」
「Aさんのせい」
「ヤバすぎ」
そのまま机にうつ伏せになってこちらに顔を向ける彼
フワッといい匂いが漂う、美形はいい匂いなんだなやっぱ。
彼のことが気になっているであろう同じクラスの女子生徒は、心なしかこちらをジーっと見つめているような気がするが、認識してしまった時点で私の人生が終焉を迎えてしまうので、何も気づかないよう、教科書に名前を書き込む。
「…ね〜」
「んー？」
「俺、ペン忘れたからあとで貸して」
「いいよ、これで貸し１ね」
「なんで、0でしょ。さっき助けたじゃん」
「その前に25円貸してるもん、わたし」
「うわ…そうじゃん忘れてたわ」
そのまま頭を抱えるジョングクくん。
すると前の席の女の子がこちらをクルッと振り返った。
「ジョングクくん、これ、使って？」
「…ぁ、え？」
くるっと振り向いた女の子は、一年の時ジョングクくんと引けを取らないくらい人気だったような気がする女の子だ。
キレイ系で気が強そうな女子と違って、ひよこのような…
ぷわぷわした、小さくて、顔がすごく可愛い女の子だ。
実際に近くで見たのは初めてだが、可愛い。
圧倒的に第三者であるが、目に入れても痛くなさそうだ。
ヒューヒューと思いながらジョングクくんの方を見ると、
なぜかこちらに視線を向けていた。こわいんだけど、
「え、なんスか…？」
「いや…あ〜、オレこの人から借りるから…」
「はい？？？？」
「えっでも、気にしないでいいよ！
私もう書き終わってるから…！」
ニヘラ〜と笑う彼女の笑みに癒される。
かわい〜〜〜〜。待ち受けにしたい。
女の子はそのままジョングクくんにペンを押し付けて、
「使い終わったら言ってね」と言って前を向いた。
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Oたく3(プロフ) - あまみやさん» コメントありがとうございます(>_>)とっても嬉しいです（ ; ; ）♡引き続きよろしくお願いします…！ (2022年5月7日 10時) (
レス) @page49 id: adc4b11d67 (このIDを非表示/違反報告)
あまみや(プロフ) - コメント失礼します！このお話めちゃくちゃ好きです！Oたく3さんのかくジョングク可愛すぎて悶え苦しみます…♡続きも楽しみに待ってます！！ (2022年5月6日 21時) (レス) @page49 id: a7903fd5a7 (このIDを非表示/違反報告)
Oたく3(プロフ) - たこtacoさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです♡これからもよろしくお願いします（ ; ; ）♡ (2022年4月30日 16時) (レス) id: adc4b11d67 (このIDを非表示/違反報告)
たこtaco(プロフ) - 大好きなお話なので何編まで続いても読みます💜笑 (2022年4月30日 16時) (レス) id: 9cc5cab8fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Oたく3 | 作成日時：2022年4月18日 19時
