職員、大海原へ投げ出される (ページ6)

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｢おい｣

『っ！？』

突然背後から呼び止められ、背後を振り向けばそこには浴びるように呑んでいたゾロさんがいた

やはり私は怪しまれていたのか

『……ここで何を』

｢あぁ？ただの見張りだよ見張り、ってかお前こそ寝てなくていいのかよ、またチョッパーに怒られるぞ｣

どうやら怪しむと言うよりかは注意をしにきたらしい

『すみません、大人しくしてますね』

｢………別に怒ってはねぇよ｣

素直に見られたら厄介なので寝床へと足を運ぶ

にしても思ったが何故heクラスのegoばかりなのだろうか、前の私ならミミックや笑顔を振り回していたはず

もしかしたらegoの指定が出来るのかもしれない

『ego発現………ミミック』

ミミックだ

しかし、ミミック特有の丈夫な皮膚で作られた服が肌にどんどん食いこんでくる

『いっ…………いつつつつ……』

痛い、痛い痛い痛い痛い痛い痛い

『ego解除！』

ふっ……と音と共にページが舞い、装備は初期のスーツ姿に戻っていた

『これはまさか……耐性飽和』

今の自分の力に余る装備を付けるとその耐性に合わせた苦痛を感じる、それが耐性飽和。そしてそれを起こさないために管理人がいる

確かミミックを着るにあたって必要な勇気レベルはV、まさか……私はheクラス止まりの職員に逆戻りした……のか……？