職員、大海原へ投げ出される (ページ17)

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「ん……ここは？」

『チョッパーさん、サンジさん起きましたよ。良かったですね』

「良かったぁ…体の血が殆ど抜けちゃったんだよ……？」

起き上がったサンジさんの様子を確認する。なんとか元気そうだ。
K社製のHP弾無しでこの再生力はL社にいた時に欲しい人材だなぁ……いかん、職業病が……

「俺たちの苦労の末にようやく見つけた提供者に礼を言えよ、サンジ」

「え！？俺まさかAちゃんからも採っちゃったかい？！」

『ええ、私はS型のRHプラスです。でも大半は提供者はこの方々です』

所謂オカマの部類の人間を紹介すると、サンジさんは天変地異が起きた様な形相でおろおろし始めた

「う"ぁ"あ"ぁ"あ"！！！」

「元気になってよかったなー！」

『……精神衛生上これは大丈夫なんでしょうか……別にこの部類の方は嫌いでは無いですが……どうどう』

病み上がりのサンジさんの手首を掴んでせめて輸血痕が開かないように抑える。
この世界でWhite武器がパニック患者に効くか分からないし……

『サンジさんは私が抑えて起きますからルフィさん達は観光を満喫してきて下さい。何かあった時のために戦闘要員はひつようですし』

「おう！じゃあな〜！」

部屋から飛び出して行ったルフィさん達を見送り、サンジさんを寝かす