いがりくんのカノジョ (ページ2)

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朝から甘々ページ2

You aide

『もー、起きてってば』

猪狩「……んー」

『んー、じゃないの！もう、先朝ごはん食べるからね』

私がそういうと腕を引っ張られ、蒼弥の腕の中にすっぽりと埋まる。
いつもならだいたいここで起きるけど、今日は珍しく起きなかった。

猪狩「…あとちょっとだけ」

『えー、もう、あと5分ね？冷めちゃうから』

猪狩「んん、わかった」

抱きしめられる力が強くなった。首に顔を埋められる。息がかかって少しくすぐったい。近づかれすぎて髪の毛が少し口の中に入った。すぐ出したけど。

『今日は甘えたい日？』

そういいながら頭を撫でるともっと撫でてとでも言うように寄ってくる。

猪狩「んー、やだ？」

『ううん、いやじゃないよ？嬉しいよ』

私がそういうと一瞬ニヤけたあとにキスされる。
触れるだけのキスを何回もされる。

蒼弥の口を手で押さえる。

『これ以上やったら蒼弥止まんなくなるでしょ？』

猪狩「ん、止めてもらってよかった」

『顔洗ってきな？』

猪狩「うん、洗ってくるわ」

そういって立ち上がったあとに触れるだけのキスを1回される。
そのままなにもなかったように洗面所へ向かう。

何年経っても慣れないなぁなんて熱くなる顔に手を当てながら思った。