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○ ページ12
もう何分ぐらいここで泣いてんだろう
そろそろ家に帰ろっかな。
ギュッ
貴「えっ！」
急に誰かに抱かれた。
渡「先輩もしかしてサボり？」
貴「苦しいから離してくれない？あと今は一人にしてくれない。」
渡「無理。別に一人で抱え込まなくても良くない。」
貴「レギュラーに選ばれた翔太には私の気持ちわかるはずないよね。なのに口出ししないで！」
少し言い過ぎたかな？心配してくれてるのに。
渡「確かにA先輩の気持ちわからない。だけど…俺はA先輩がいつも誰よりも頑張ってるのは知ってる」
貴「……」
渡「練習に戻ろ。」
最初はただ離して欲しいと思ってたけど今はこのまま翔太の優しい温もりを感じていたい…
ありがとう翔太。
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作者名：つきみ | 作成日時：2020年8月9日 21時
