refracion_ Reo ページ19
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顕嵐『あっ…怜央、』
顕嵐がこっちに振り返った。
真っ赤になった目と涙の跡。
ﾊﾞﾀｯ とか ｶﾞｼｯ
そんな効果音が相応しいような
近づいてきた顕嵐は
気力の総てをそれに込めたかのように
俺の肩を掴んだ。
顕嵐『ごめん… 行っちゃった、
怜央ｯ、まだ、、話せて、ないのに、
俺、決めたのに、離さないって、』
止まることを知らない顕嵐の雫のせいか、
しゃくり上げながら、
過呼吸になりかけながら。
顕嵐『でも、あんな目で見られたら、
あんな、悲しい顔されたら、
引き止めらんなかった…
だめじゃん、俺。』
おかしい。
顕嵐が取り乱してる
__同じだ。
姉ちゃんがいなくなった時と
怜央『と、とりあえず落ち着こ…？』
顕嵐『ん…ごめん… 』
道路脇の斜面を少し下ったところに腰を下ろして
しばらく卯月の風に吹かれた。
怜央『ね、顕嵐、』
顕嵐『ん？』
怜央『これからさ、どーすんの？』
顕嵐『…また探す、当たり前じゃん、
迎えにいく、って、約束したから
っていっても、一方的に言っただけなんだけど』
怜央『そっか…』
顕嵐『ん。』
姉ちゃん、
待っててあげて。
顕嵐に伝えてあげて。
怖がらないで。
姉ちゃんが思ってるほど
人生は残酷じゃないから。
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(名前)(プロフ) - ショコラさん» こちらこそ、こんなお褒めの言葉をありがとうございます。ご指摘の箇所を修正させていただきました。 (2017年4月22日 17時) (
レス) id: 2900eaf238 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ(プロフ) - (名前)さん» 返信ありがとうございます。情景なども浮かびやすくて読みやすいですし、続きがとても気になります！(生意気にすみません) いえいえ、作者様のペースで大丈夫ですのでまたの更新楽しみにしています。 (2017年4月22日 7時) (レス) id: 26e8f7371e (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - ショコラさん» コメントありがとうございます。毎回楽しみにしてくださっているなんてうれしい限りです。学校があるので遅くなってしまうかも知れませんが、今日中に直させていただきます。ご指摘ありがとうございました。 (2017年4月22日 6時) (レス) id: 2900eaf238 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ(プロフ) - はじめまして！毎回楽しみに読ませて頂いているのですが、名前の変換が出来ていないので出来るようにしてもらえると嬉しいです。 (2017年4月22日 0時) (レス) id: 26e8f7371e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん | 作成日時：2017年4月5日 11時
