4話目 ページ5
資料の整理の手伝いを初めて、およそ一時間が経ち、やっと自分に任された分が完成した
私は席を立ち、深夜に完成した資料を渡す
｢出来ました｣
｢ありがとー
･･･うん、よく出来てる！｣
深夜はパラパラともう一度資料を確認した後、その資料に判子を押す
深夜は一度ぐっと背を伸ばし、脱力する
｢うーん疲れたなぁ、ちょっと休憩にしようか｣
｢そうですね
...コーヒーでも淹れましょうか？｣
｢いいね〜((A))ちゃんの淹れるコーヒーは美味しいからなぁ｣
｢ただのインスタントコーヒーですよ？｣
｢それでも何か違うんだよね｣
｢そうなんですか？｣
私は部屋の隅に置いてある電気ポットでお湯を沸かし、コーヒーを作る
確かこの前のクッキーが残っていたはず...
ふと、少し前に貰ったクッキーを思い出し、棚を探る
疲れた時には、甘い物がちょうどいい
...私が食べたいだけでもあるのだか
クッキーをお皿に出していると、お湯が沸いた音したので、お湯を入れる準備をする
カップに適量なインスタントコーヒーを入れ、ティースプーン一杯分ほどの水をいれて、スプーンの背で練ってから、お湯を入れる
このひと手間を加えるだけでとても美味しくなると、小百合さんが教えてくれた
淹れたコーヒーとクッキーをトレーに乗せ、深夜の所に持っていく
深夜はいつの間にか、ソファに移動していた
｢どうぞ、熱いので気おつけてください｣
深夜にマグカップを渡し、深夜の座っている所より、人一人分あけ腰掛ける
｢ありがとー
･･･うん！相変わらず、((A))ちゃんの淹れるコーヒーは美味しいね｣
深夜の笑顔を見て、ただのインスタントなのに、と思いながら、私は自分の分のコーヒーに口をつける
まぁ、味は悪くはないと思う
｢クッキーも用意してくれるなんて準備がいいね♪
...それとも自分が食べたかっただけ？｣
私はチラッと視線を深夜に向け、すぐにコーヒーに視線を戻す
｢...疲れた時には甘い物ですから｣
いたずらっこのような笑顔をする深夜に、内心、本当は分かってるんじゃないんですか？と言いたくなった
｢確かに、疲れた時には甘いものだよねー｣
幸せそうな顔をする深夜を見て、私もクッキーを一つ手に取った
サクサクとしていて、甘さ加減がちょうどいい
クッキーを食べなから、深夜とは世間話をした
深夜と一緒に過ごすこういう穏やかな時間は、私は嫌いではなかった
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れい(プロフ) - まゆさん» まゆさん返信が遅くなってしまいすみませんでした！コメントありがとうございます！亀よりも遅い更新ですけど待っていただけるとありがたいです。応援ありがとうございます！ (2018年2月15日 15時) (
レス) id: cd89a87204 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 続編おめでとうございます^_^面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2017年12月16日 23時) (レス) id: 8c0a96a096 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - ルカさん» ルカさんコメントありがとうございます！大好きと言ってもらえて本当に嬉しい です！最近色々と忙しくて更新出来なくて申し訳ないです。応援して下さっている皆さんの為にも頑張っていきたいと思っていますので、気長に待って頂けるとありがたいです。 (2017年8月1日 22時) (レス) id: cd89a87204 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - この作品大好きなので、更新頑張ってください！ (2017年8月1日 21時) (レス) id: 71abb433c8 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - プラリヒさん» 吸血鬼さん達との絡みももちろん書いて行きたいと思っています！でも私の小説って話の進みが遅いと言いますか…気長に待ってもらえるとありがたいです(笑) (2016年7月2日 12時) (レス) id: e6042d6074 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れい | 作成日時：2016年4月6日 10時
