24話目 ページ29
〜side深夜〜
今日は何時もより早く目が覚めた
時刻は午前五時前、普段なら二度寝でもしようかと思うけれど今日はそんな気になれなくて欠伸をしながらベットから降りる
服を着替えながら今日のスケジュールを思い出す
今日は(夢主)ちゃんの高校の制服の採寸の日だ
男である僕が彼女の服の採寸に同行するのはおかしい気がするが、あいにく知り合いの女性陣には用事があるらしく断られている為僕が同行することになった
本当に僕が同行してもいいのかと彼女に聞くと「別に気にしません」と言われた事を思い出し思わず苦笑が漏れる
前々から言ってはいるのだが、(夢主)ちゃんには自分の事を色々と考え直してほしいと思う
今回の同行だってそうだ、彼女は自分に無頓着で周りの視線など少しも気にしていない
(夢主)ちゃんの世界は唯一の家族である優ちゃんを中心に回っており、他の人はどうでもいいのだと彼女を見ていて思う
親代わりの僕としては周りにもっと目を向けて欲しいけれど…
僕は彼女の親代わりとして4年間そばにいたから、他の人と比べて気を許してくれているということは直接言葉で言われた事は無いが彼女を見ていてわかる
それは嬉しい事だけどそれとこれとは話が違う、いくら気を許しているからって年頃の女の子が服の採寸などの場面で男性の同行を許してはいけない
(夢主)ちゃんは今年16のお年頃だし、贔屓目なしにみても容姿は整っている
綺麗な赤い髪に白磁のような白い肌、顔の造形は一つ一つのパーツが整っており、俗にいう人形のような美少女とは彼女の事を言うのではないかと思う
そんな彼女だから他人の目線を集めるのは当然で、その中にも不埒な事を考える人がいることを彼女は自覚していない
今度、(夢主)ちゃんには年頃の女の子の心構え等を話さないといけない、後悔してからでは遅いのだ
これも4年前のあの日から彼女の親代わりになった僕の役目だ
着替え終わったので改めて時計を確認する、今の時間は5時30分、採寸は９時からだからまだまだ時間がある為、何となく朝の散歩に出かけようと部屋を出た
ブラブラと歩きながら今日は晴れそうだなと空を眺める
曲がり角を曲がるといきなり誰かにぶつかり、転びそうになった相手の腕を掴み抱きとめる
「おっと、前を向かないと…｣
腕の中の相手に視線を向けるとそこに居たのは、寝巻きでどこか虚ろな瞳をした(夢主)ちゃんだった
続く (更新停止中)
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れい(プロフ) - まゆさん» まゆさん返信が遅くなってしまいすみませんでした！コメントありがとうございます！亀よりも遅い更新ですけど待っていただけるとありがたいです。応援ありがとうございます！ (2018年2月15日 15時) (
レス) id: cd89a87204 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 続編おめでとうございます^_^面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2017年12月16日 23時) (レス) id: 8c0a96a096 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - ルカさん» ルカさんコメントありがとうございます！大好きと言ってもらえて本当に嬉しい です！最近色々と忙しくて更新出来なくて申し訳ないです。応援して下さっている皆さんの為にも頑張っていきたいと思っていますので、気長に待って頂けるとありがたいです。 (2017年8月1日 22時) (レス) id: cd89a87204 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - この作品大好きなので、更新頑張ってください！ (2017年8月1日 21時) (レス) id: 71abb433c8 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - プラリヒさん» 吸血鬼さん達との絡みももちろん書いて行きたいと思っています！でも私の小説って話の進みが遅いと言いますか…気長に待ってもらえるとありがたいです(笑) (2016年7月2日 12時) (レス) id: e6042d6074 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れい | 作成日時：2016年4月6日 10時
