【ワンピース】あの、俺、脇役キャラなんですけど (ページ34)

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ルッチside

「何故"全方向"から攻撃が」

さっきの攻撃
前、後、左右から殴られた感覚があった
しかもさきほどから姿が見えない
この霧がでてから変だ

『水は蒸発するとどうなる』

いきなりの問いに首を傾げる

「水蒸気になる・・・っ！まさか！」

だとしたら合点がいく

『そう、この霧自体が俺だ』

「っ！！嵐脚・豹尾！！」

うねる斬撃は霧の中に消える

『水迅弾』

「紙絵」

飛んでくる弾を紙のごとく避ける
しかし、Aはその上をいった

『はい、残念でした！』ｶﾞｼｯ

足首を掴まれ、地面に叩きつけられる

「くっ、正々堂々戦え！男らしく戦え！」

このままでは負ける
そう思い、自分らしくもないが正々堂々戦うようもちかける

『昇華』

霧が晴れ、Aが姿を現した
その時確信した

「俺の勝ちだ」

ルッチside終了

どーせ今頃勝ち確信してんだろーなー
その希望を絶望に変えてやるよ

ル「剃刀、指銃・撥！」

かくかくに移動しながら、指銃をとばしてくる

『海蛇』

ル「嵐脚・凱鳥！」

ドンッ！！！！！

技のぶつかり合いに空間にヒビができる
そこから互角の闘いが続くが

『あんたがここまでやれるなんて、予想外だったよ』

ル「いきなり褒めてどうした」

『俺はあんたはもっと雑魚だと思ってた』

ル「挑発か」

『でも、あんたは俺についていけている。だから

本気をだすとしよう』

ル「っ！！？？」

その瞬間会場を包む覇王色の覇気
それにより観客、警備員、海兵ましてや審判までもが気絶する
かろうじて中将や大将は耐えていた

ル「これは！」

『どこを見ている』

一瞬でルッチの横に移動し、正拳突き

ル「がっ」

『まだまだ』

ル(何故だ！？全く見えん！)

ル「鉄塊！」

『水戒』

ル「？」

『"貫け"』

ル「がはっ」

『５０００枚瓦下段突き！』

ルッチの真上から魚人空手を放つ
彼の下段突きをくらいルッチの顔は拳の形に凹んでいた

『呆気なかったな』

赤「あれがAの本気」

青「あらら、強いじゃないのぉ～」

黄「あっしの時は本気じゃなかったんだねぇ～」

セ「というか、早く終わらせろ」

ガ「審判、審判！おい！試合終わったぞ！あ、気絶しとる、よしならわしが代わりに
ゴホン、勝者ジャック・A！！」