あの日のキミと今の僕に ページ31
〜隆二side〜
今日は1日三代目でお仕事。
剛「隆二さん、おはようございます」
背後から声をかけてきたのは、
朝から可愛い笑顔をふりまくがんちゃん。
隆「おはよ…」
剛「あはは、隆二さん眠そーww」
そうだよ、俺はまだ眠いんだよ。
たわいもない話をしながら楽屋に向かう。
「うぇ、ずっ、うぅ…」
Aの声っ!?
泣き声が楽屋から聞こえてきた。
これはAの声だけど、どうしたんだろう?
がんちゃんと顔を見合わせて、ダッシュで楽屋に向かい、勢いよくドアをあけた。
剛&隆「Aっ!?」
Aは、ソファーに座って、スマホを見ていた。
そのスマホから聞こえてきたのは、
隆「ドーベルの新曲?」
『あの日のキミと今の僕に、だよ。覚えて!』
隆「ごめんごめん。で?なんで泣いてんの?」
『MVみたことある?これ』
隆「ないわ…」
『すっっごい、泣けるの!』
あー、ドーベルの新曲のMV見て泣いてたのね。
なるほど。
剛「またドーベルかよ」
『がんちゃんも見な!泣けるっ!』
剛「やだ、見たくない」
『なんで』
剛「またSWAYかっこいいとか言うんでしょ?彼氏が隣にいるのにさぁ…」
がんちゃん、すねてます。
『も〜。あたしの中でがんちゃん以上にかっこいい人なんて居ないんだから。拗ねてないで、ね?見よう』
剛「…」
『がんちゃん…?』
隆「照れてるんだよ」
『へ?』
隆「がんちゃん以上にかっこいい人なんて居ないんだからって言ってもらえたから」
『え〜、当たり前のこと言っただけなのに』
剛「…///」
どうやら、うちの最年少は、ド天然小悪魔なようです。
・
153人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
TIYA - とっても面白くて最高です!! 頑張って下さい! 応援してます!! (2018年8月5日 1時) (レス) id: deb17e3c90 (このIDを非表示/違反報告)
こぁお - 美紀さん» ありがとうございます!そういうコメントを頂けると、ほんっっっとうに嬉しいです! (2018年6月15日 20時) (レス) id: bd05a1edf1 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - ニカ姫で見てたんだけど名前変えたよこの小説最高 (2018年6月14日 10時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:こぁお | 作者ホームページ:http://koao
作成日時:2017年8月27日 21時