＊僕のもの。(探鉱者) ページ13
．
私の彼は、私に何でも言わせたがる。
僕のことどう思ってるの？とか、次は何して欲しいの？とか。
特に今日は、それが顕著だ。
｢Aが好きなのは誰？｣
｢ノートンだよ…｣
｢じゃあ、好きって言ってよ。｣
｢ねえ、こんなところ誰かに見られたらどうするの…？｣
普段こういう事をするのはどちらかの部屋なのに、今私たちがいるのはエントランスホールにある階段の裏。
みんな自室やダイニングにいるとはいえど、いつ誰が出てきてもおかしくない状況だ。
｢なんで他の奴のことなんて気にするの？見られたくない奴でもいるの？｣
｢何それ、そんなのいな…っあ！｣
私の言葉を最後まで聞くことなく、ノートンは私の耳をつうっと指でなぞる。
突然のことについ大きな声を出してしまい、急いで口を塞ぐ。
｢ほら、いちばん大きな声出したのAだよ。その声、全員に聞かせてやりなよ。｣
｢やだ、やめっ…ねえ、どうしてこんな事するの…？｣
｢Aが僕のものだって、あいつに教えてやるためだよ。｣
あいつって誰？という言葉を遮るかのように、ノートンは今度キスをし始めた。
触れるだけのキスなのに、甘い吐息で私の体温も上がってじわじわと体の中が熱くなる。
｢ねえ、次は何して欲しいの？口開けてるだけじゃ分からないよ｣
｢へ…｣
ほとんど無意識に開けてた口に、指を入れられる。舌とノートンのゴツゴツした指が絡まりあって、気持ちよくて、もう何も考えられない。
すると、ギィ、という扉の開く音がした。
ノートンは入ってきた人物を見ると口角を上げて、さっきよりも大きな声で｢ねえ、何して欲しいの？僕の事、どう思ってる？｣と尋ねた。
だめ、人がいる。聞こえちゃう。だめ。
なんて、頭の中では分かっていても、私にはもうそれに従えるほどの理性は残っていなかった。
｢ノートン、すき。だいすき。ノートンの舌で私の口の中、めちゃくちゃにしてほしい…｣
｢Aは誰のもの？｣
｢ノートンのもの…｣
ノートンは私の頭を撫でる。
誰かが見ているなんてもうどうでもいい私に、彼は深く口付けた。
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ルナ - 大丈夫ですよ！楽しみに待ってます(´∀`) (2019年2月12日 7時) (
レス) id: e1e7054308 (このIDを非表示/違反報告)
ななな(プロフ) - ルナさん» リクエストありがとうございます…！！亀更新なので遅くなってしまうかもしれませんが、ぜひ書かせてください！(*´∀`) (2019年2月11日 23時) (レス) id: 5843cfdf5e (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - リクエストで「いきなり後ろから抱きついて見た」書いてください() (2019年2月8日 6時) (レス) id: e1e7054308 (このIDを非表示/違反報告)
ななな(プロフ) - ヘルドクター鈴華@wrwrdさん» わああ！リクエストありがとうございます！！とっても嬉しいです…！(*´∀`)楽しく書かせていただきます！ (2019年1月27日 4時) (レス) id: 5843cfdf5e (このIDを非表示/違反報告)
ヘルドクター鈴華@wrwrd(プロフ) - ジョゼフさんで甘めのシチュエーション、リクエストしてもいいですか…？ (2019年1月27日 1時) (レス) id: e3633e411b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななな | 作成日時：2019年1月20日 19時
